IP電話アプリ「050 plus」の実力とは?

続いて通話品質。この点は、通信環境によって品質が左右される。品質を確保したいなら、スマホをWi-Fi接続するのがベスト。相手も聞き取りやすくなるだろう。また、自宅では電源コンセントにつないだiPadに050 plusを導入すれば家電(いえでん)としても使える。
では、通常の3G回線ではどうか? 通信回線の利用者が多いと思われる、大手町周辺、新宿周辺でテストした。結果は、地下街では極めて良好。一方屋外では、ビル陰などの立地も影響し、声が聞き取りづらいケースもみられた。キャリアの通話サービスと比較すると、050 plusは相手に届く声が小さい傾向がある。この点を配慮し、大きい声でハッキリと話していくと、会話が成立しやすくなるようだ。

Wi-Fiがおススメだが3G回線でも良好
手動でダイヤルする、電話帳から発信相手を選ぶ……という操作は、標準の電話アプリと同じ。違うのは発信するときに「IP電話」ボタンを押すことだけ。なお、メールの署名欄にある電話番号も、コピーして050 plusアプリに貼り付ければIP電話を使って発信できる。

3Gの通話品質は通信環境に左右される。電波状況が
不安定な場所では、多少大きな声で話すように心がけたい
※ライター原如宏調べ
POINT
当然ではあるが、Wi-Fi接続では電波が安定し、3Gよりさらに通話品質が良いと感じられた
不在時のメッセージが音声ファイルで届く
通話後すぐに050 plusを終了すると、折り返し電話を受けられない……。そう思ってしばらくアプリを常駐させていたが、標準で付属している留守電機能を使うことで問題が解消した。
050 plusを起動していない状態でも相手から着信があれば、自動的に留守電に切り替わり、音声メッセージをメールに添付して送ってくれる。音声品質も問題ないと感じた。

POINT
050 plusの留守電機能を使うと、録音した音声メッセージ(WAV)付きのメールが届く
常用にしてもバッテリー消費量はわずか
050 plusのアプリを起動(常駐)した状態と、起動させていない状態で、バッテリー消費量を計測した。9時間後には起動させた状態で残量が85%。非起動時で95%という差になった。7月に行われたアップデートでバッテリーの持ちが大幅に改善されたようだ。050 plusを常時使いたい場合は、会社では電源コンセント、屋外では外付けのバッテリーにつないで消費分を補うとよいだろう。

注)計測には、ソフトバンクモバイルのiPhone 4S(iOS5.1.1)を2台使用し、セットアップ後双方に050 plusのアプリのみをインストール。アプリの設定完了後、バッテリー残量100%の状態から、1台は050 plusをバックグラウンドで「起動」、もう1台は「非起動」にし、双方の画面をオフにした。なお計測中に、通話やデータ通信、アプリの使用などは行っていない。
POINT
バッテリー残量が不安なら発信専用に使えばよい。通話後にアプリを終了させれば、待ち受け時のバッテリー消費を防げる

改善余地はあるものの、キャリアの通話サービスに取って代わる可能性がある050 plus。筆者は1年間使い続けているが、使い勝手には満足している。何しろ、1年間で通話に問題があったのは2回だけ。期待以上の使い勝手だ。発信専用に使っているが、問題なく運用できている。特に仕事で、電話が欠かせない方には、コストカットの急先鋒となってくれるだろう。

ライター原が提案する050 plusの便利な使い方
着信時はキャリアの電話、発信時は050 plusを活用
筆者が実践する050 plusの活用法。それは、050 plusを発信専用に使うことだ。個人的な連絡先はキャリアの電話番号のまま、“着信専用"の電話とし、発信時は必ず050 plusを使って通話料金を抑えている※。端末2台で使い分けてもよいし、スマホ1台で2役こなすことも可能だ。
※同じキャリア間の通話など、通話先によっては050 plusの通話料金が高くなる場合もある。
タブレット端末を家電(いえでん)に複数の端末で050 plusを使う
050 plusで興味深い点は、スマホだけでなくiPad、iPod touchやパソコン用のアプリからでも通話できること。取得した050番号を、複数の端末で運用可能※。例えば、電源コンセントにつないだiPadに050 plusを導入すれば、家電(いえでん)風に使える。
※複数の端末で同時に通話することはできない。
Bluetoothヘッドセットに対応ハンズフリーで通話する
050 plusアプリは、2012年6月のバージョンアップで、Bluetoothでの接続にも対応している。写真のような小型のBluetoothヘッドセットを使えば、ハンズフリーで通話可能。電話の発信と着信の操作は、通常通り画面上をタッチする必要があるものの、使い勝手は良好だ。
※050 plusを利用する機器がBluetooth機器との接続に対応している必要がある。

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