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Digital Transformation あたらしい変革のチカラ

クラウドで「旅行者の声」を分析 北海道ではじまった地域活性化対策

インバウンド対応施策の効果測定にオラクルのクラウドを活用

 「これは使えそう」(相沢氏)との感触を得たインサイトは、オラクルのソーシャルマーケティング・クラウド「Oracle Social Cloud」を試用した。しばらく試してみた相沢氏は、「利用者側でサーバーなどを準備しなくてよいのですぐに使える」「リサーチの設定がすべて画面でできて簡単に使える」といった印象を強くしたという。

 実案件での最初の適用としてインサイトが選んだのは、2015年9月に実施されたあるインバウンド対応マーケティング施策の効果測定だった。リサーチの目的を考えれば、札幌市内のモニターだけでなく、観光を終えて帰国した海外の人の声も収集・分析することが必要だったからである。

 そこで、2015年8月31日~2016年2月10日におけるTwitterでの「つぶやき」をリサーチの補完的ソースに位置付け、Oracle Social Cloudを使って日本語、英語、中国語の3カ国語で分析することにした。

 「オラクルが提供しているOracle Social Cloudの利用料にはTwitterなどからデータを吸い上げるための権利も含まれているので、データを別途購入する必要はありませんでした。使い方も簡単で、ソースにTwitterを指定し、言語から英語や中国語を選び、『xxがおいしかった』などのキーワードを指定するだけで、すぐに分析結果を画面で見られました」(相沢氏)

Oracle Social Cloudを活用した分析結果の例(さっぽろ雪まつり)
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様々な業態・業種で使えるINSIGHT PLUSとして提供を開始

 クラウド型ソーシャルリスニングの威力を確認したインサイトは、このクラウドサービスを核にした「INSIGHT PLUS」をインバウンド対応のためのマーケティングリサーチツールとして完成させた。クライアントの企業・団体に提供されるのは、キーワード出現頻度分析、多次元尺度構成図、共起ネットワーク図など。すべて、日本語、英語、中国語(簡体/繁体)の3カ国語対応になっている。

 INSIGHT PLUSには、北海道経済を活性化するための道具としての期待もかかっている。「宿泊施設や観光業に限らず、様々な業態・業種のお客様に使っていただけます」と、細川氏。道内企業・団体のインバウンド対応が進むことによって「北海道により多くの外貨が落ちる」(細川氏)ためだ。道内農産物の輸出を模索する企業・団体にも、テストマーケティングのツールとして使ってもらえる可能性が高い。

 北海道にあるリソースとグローバルを結び付けて、道内の企業・団体を元気にしていきたい。インサイトは、Oracle Social Cloudを活用して地域との関わりをさらに深めていく意向だ。なお、このINSIGHT PLUSは、日本オラクルが開催した第1回POCOコンテスト(2015年12月10日発表)において「上手く使ったで賞」も受賞している。

【関連情報】
>> オラクルのソーシャルマーケティング・クラウド(Oracle Social Cloud)
>> デジタル・マーケティングの複雑性を解消
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