• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
Digital Transformation あたらしい変革のチカラ

中堅企業の多忙な人事をサポート 人材の採用・可視化などの課題を解決

人手不足や人材の可視化など、人事における課題を抱えている中堅企業は少なくない。人材エージェントに支払う金額もばかにならない。そして中堅企業の人事部門は多忙だ。いかに業務負荷を減らし、より付加価値の高い業務に集中するかは、中堅企業の経営者や人事部門の責任者に共通のテーマだろう。従業員約500人規模のIT企業であるNTCの事例を通して、そうした課題の効果的な解決策を探る。

採用ソースの多様化により人材不足の解決を図る

 今、課題を抱えている企業の人事部門は多いはずだ。数年前から続く人手不足。加えて、従業員のパフォーマンスやスキルの可視化、人材育成など、その課題は多岐にわたる。特に大きな危機感を抱いているのは、中堅企業の経営者や人事部門の責任者ではないだろうか。大企業が採用を増やした結果、中堅企業では人材確保に苦労している。また、大企業は以前から人事システムを整備し人材の可視化を進めているが、中堅企業のIT化は遅れがちだ。

 従業員約500人規模でネットワーク分野に強みを持つソフトウエア開発企業のNTCは、そうした悩める中堅企業の一つである。「近年、特に困っているのはエンジニア不足です。人材紹介を行っているエージェントにお願いしているのですが、思うような採用ができません」と打ち明けるのは、NTCでソリューション事業推進部コンサルティング部の部長を務める和田正明氏である。

NTC本社がある新宿モノリスビル

 そこで、NTCが打ち出した方針は採用ソースの多様化である。人材エージェントを増やしたり、社員による紹介を推奨する中で、オラクルが提供するクラウド「Oracle HCM Cloud」の中堅企業向け採用業務支援ソリューション「Oracle Talent Acquisition Cloud for Midsize」を知り、Webページを訪れる個人に対するアプローチという新ルートを構築できた。

 「当社は採用ソースの多様化とともに、即戦力となる中途採用の拡大も進めています。今年は10名程度の経験者を採用するのが目標です。Oracle Talent Acquisition Cloud for Midsize は社員紹介から採用に至るプロセスや、Webを通じて当社に興味を持ってくれた個人の採用プロセス、採用中のステータス管理や採用後のタスク管理などもサポートしています。また、ソーシャルメディアと連携した採用プロセスをつくることも可能です。こうした様々な機能を活用することで、効率的な中途採用活動が可能になります」と和田氏は語る。

 NTCは社員紹介のルールづくりについては検討段階だが、紹介の労をとった社員に成功報酬のような形で、一定のインセンティブを用意することも視野に入れている。その額は数十万円程度と見られる。人材エージェントに支払う報酬は1人当たり数百万円なので、相当の節約になる。