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Digital Transformation あたらしい変革のチカラ

自動車産業が集積する名古屋発 リアルなIoTソリューションとは

「ワンストップソリューション・グローバルサプライヤー」を目指し、電子デバイスからシステムまで広範なベストプラクティスを提供する萩原電気。中部地区に集積する自動車産業を中心に培ってきたFAや産業用コンピュータなどの技術をベースに、ものづくりを次のステップに進化させる「Hagiwara IoT One Solution」を打ち出した。IoT(Internet of Things)を“現実解”とするそのソリューションに、数多くの製造業から注目が集まっている。

今後のものづくりにとってIoTは当たり前に進むべき道

 激しく移り変わっていくITトレンドの中で、「IoT」あるいは「インダストリー4.0」といったキーワードも、もはやすっかりバズワードになってしまった感がある。しかし数多くの製造業、中でも日本の基幹産業を背負って立つ自動車関連メーカーが集積する中部地方・愛知県に足を運んでみると、雰囲気はかなり違っている。

 商社とメーカーの2つの顔を併せ持ち、センサーデバイスからITシステムまで広範なソリューションをワンストップで提供している萩原電気上席執行役員の岡山徹雄氏はこのように語る。

 「先日も当社の名古屋本社でIoT関連のセミナーを開催したのですが、定員を大きく上回る申し込みをいただきました。当日のアンケートでも、『自社まで来て、もっと詳しい説明をしてほしい』『デモンストレーションを見せてほしい』など、かなり前向きな回答をいただきました。通常であれば営業担当者の訪問に尻込みするお客様が多い中で、これは私たちにとっても異例の出来事です」

 今後のものづくりにとって、IoTは「当たり前に進むべき道」「絶対に必要なもの」という認識が広がっているようだ。

 「そもそも製造業にとって、IoTは特別なものではないのです」と語るのは、萩原電気技術センターシステム開発部の部長を務める市岡光徳氏だ。「IoTビジネスの本質は、当社が30年来手がけてきた資産とノウハウを活かせるFA(Factory Automation)の次世代型にほかなりません。お客様の間でもIoTは、M2M(Machine to Machine)と呼ばれていた時代からの延長線上にある技術として認識されています」(市岡氏)。

 グローバル競争を勝ち抜いていく「より強いものづくり」を実現するため、現実解となったIoTを活用して次のステップに進みたいという製造業の真剣な熱意が、ここにきて大きく高まっているようだ。

萩原電気本社(名古屋市)