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Digital Transformation あたらしい変革のチカラ

ケーブルテレビ(CATV)は放送・通信・電話の3つを提供する社会インフラとして、重要な役割を果たしている。そのCATV業界では、HEMS(Home Energy Management System)や見守り、セキュリティや宅内環境の遠隔操作などを行う第4のサービスを模索する動きが始まっている。長年、CATV局向けの放送・通信機器などを提供してきた古河電工では、クラウドに音声や室温などのデータをアップするコミュニケーション端末を開発。CATV事業者と共にそれを活用した新たなサービスを創り出そうとしている。そのカギを握るかもしれない、新しい端末の形と未来のネットワークサービスとは?

リビングに置く”カワイイ“コミュニケーション端末「CATI」誕生

 1955年に放送を開始したCATVは、2016年9月末で加入世帯数約2959万世帯、世帯普及率は52%に達しており、日本における重要な社会インフラとして大きな役割を果たしている。CATVのサービスは、放送・電話・通信の3つに分けられ、地域によっては地方自治体の情報基盤としても活用されている。放送サービスには、地域ニュースや地域情報を放送するコミュニティ放送、地上デジタル放送の再放送、BSデジタル放送の再放送、専門多チャンネルのCS放送があり、電話サービスはインターネット接続を行う通信サービスに取り込まれつつある。

 1884年創業で、電線・非鉄金属の総合メーカーである古河電工は、40年以上にわたってCATV事業者へ製品を提供してきた。センター局向けのブロードバンドシステムから、宅内のモデム・ルーター、周辺機器、光ファイバーまでトータルでソリューションを提供しており、CATV業界で高いシェアと豊富な実績を持っている。

 同社では、放送・電話・通信に続く第4のサービスを求めるCATV業界内の声に応えるかたちで、2015年に新しいサービスを可能にするCATV向けコミュニケーション端末の開発をスタートさせた。新しい端末は、「CATv Interface=各種機能を持ったインタフェース」「CATv Interaction=インターネットの接続し、各種情報のやり取りが可能なもの」「CATv Interplay=音声認識・音声合成により、人との掛け合いが可能なもの」として開発することにした。そして、「CATv+I」「CATVに新しい“アイ”を」をコンセプトに、「CATI」と名付けられた。日本を代表する子猫のキャラクターと一文字違いのCATI(キャティ)はリビングからCATVのサービスの仕方を革新しようとしている。

CATVの新しいサービスを可能にする”アイが詰まった”端末である「CATI」