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米国発のMSP革命が日本上陸

中堅中小企業向けに複数のクラウドサービスや監視サービスを提供するマネージドサービスプロバイダー(MSP)――。米国で急速に伸びているITの新しいビジネスモデルがいよいよ日本でも始まろうとしている。“MSP革命”ともいわれるビジネスモデルの変革はどのような仕組みなのか。最新事情を解説する。

 「欧米でここ数年急速に伸びているのが、MSPという新しいビジネスモデルです。日本でも多くのIT企業にMSPを知っていただき、中堅中小企業のIT化を今こそ進めなければなりません」

 米国で1997年に創業し、日本に2005年に上陸したセキュリティ対策ソリューションベンダー、ウェブルートの代表取締役社長、伊藤誉三氏はこう語る。

ビジネスモデルを変える
MSPとしてのクラウドサービス

 欧米で浸透しつつあるMSPとは、複数のクラウドサービス事業者から商材を仕入れて、主に中堅中小企業向けにサブスクリプション(購読)方式で販売する事業者のこと。セキュリティオペレーションセンター(SOC)が大手企業向けに実施している「管理セキュリティサービスプロバイダー(MSSP)」とは異なる業態だ。また商用データセンターやハウジング/ホスティング事業者がオプションのサービスとして提供する「マネージドサービス」はその一形態であるが、中堅中小企業向けMSPが急速に拡大しているという点で、過去20年間の状況とは全く異なる。

 MSPビジネスのポイントは、多くの場合オンプレミスの設備が不要で、初期投資が抑えられる点である。ウェブルートなどのソリューションベンダーが卸すクラウドサービスを提供し、それらのクラウドサービスを管理するビジネスモデルなので、サーバー管理が要らない。このため、「米国では地域の中堅中小企業向けにITサービスを提供するベンチャー企業がこのMSPを選ぶ例が多い」と伊藤氏は言う。

 また、サブスクリプション方式は、現金収入が毎月発生するストック型ビジネスということ。クラウドの世界ではこの方式が一般的なので、既存のシステムインテグレーションからの脱皮を考えているIT企業にはビジネスモデルを変えるための格好の機会となるはずだ。キャッシュフローにシビアにならざるを得ないスタートアップ企業にも大いに歓迎されることだろう。

 では、MSPは顧客企業にどのようなサービスを販売すればよいのか――。

 伊藤氏によれば、「先行する欧米のMSPではマルウエア防御などのセキュリティ対策、電子メール、グループウエア、オンラインストレージなどを組み合わせて販売する例が多い」とのこと。特に“縛り”はないので、セキュリティ対策はウェブルートが提供するクラウドサービス、グループウエアはA社のサービス、オンラインストレージはB社のもの、というように組み合わせは自由自在だ。

端末のマルウエア対策には
エンドポイント プロテクションが最適

 セキュリティ対策ソリューションのベンダーとして、国際的な実績を持つウェブルートは、グローバルでMSP向けのクラウドサービスに注力している。MSP市場が米国や欧州で広がるにつれて、業績を大きく伸ばしてきた。

 MSP向けにウェブルートが提供しているのが、エンドポイント(端末)をマルウエアから保護する次世代型「Webroot SecureAnywhere Business エンドポイント プロテクション」(以下エンドポイント プロテクション)というクラウドサービスである。

 技術面でのエンドポイント プロテクションの特徴は、パターンファイルをPCなどにダウンロードする従来のセキュリティツールと違って、クラウド側の「BrightCloud Threat Intelligence」で検査する仕組みになっていることだ。ハッシュおよび振る舞い検知型の技術を採用しているので、既知と未知のどちらについてもマルウエアを検出できる。またフルクラウドのため、他社アンチウイルスソフトよりはるかに高速に動作することもエンドユーザー、MSPの双方に魅力的だろう。

Webroot BrightCloud Threat Intelligenceの仕組み
次世代機械学習によりサイバー脅威を検出
図
[画像のクリックで拡大表示]

 対象となるエンドポイントは、Windowsサーバー/Windows PC、Mac、iOSまたはAndroidベースのスマートフォンやタブレット。エージェントをインストールしておく必要はあるが、サイズは1メガバイト未満とごく小さく、Active Directoryなどを利用した自動インストールも可能だ。

MSPの管理業務を効率化するGlobal Site Manager

 MSPにとってのエンドポイント プロテクションの最大の魅力は、多数の顧客企業を効率よく管理できることにある。マルウエア検出状況の確認やレポート機能、警告通知などを親コンソール(Global Site Manager)レベルもしくは各子コンソールレベルで確認、設定できる。またエンドユーザーの特定端末に対してスキャン、再起動、ファイルの実行、DOSコマンドなどの実行をMSP事業者がリモートで行うことも可能で、設定作業を大幅に効率化できる。さらに、グレー判定のファイルは、後にマルウエアと判定されると、そのファイルが行った変更をロールバックする機能も標準で備えており、さらなる作業負荷低減を実現する。もちろん、これらはすべて日本語対応済みだ。

Webroot SecureAnywhere Business エンドポイント プロテクションの管理コンソール
階層型画面ですべての顧客企業のマルウエア検出状況を監視
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 MSPとして活動するIT企業を支援するために、ウェブルートは様々な施策を2017年から展開していく。その一つが「Channel Edge Toolkit」というポータルサイト。マーケティング情報、製品情報、メールやSNSベースのマーケティングツール、営業ツール、技術情報などを掲載する予定だ。

 また、マーケティングイベントの第1弾として、2017年3月7日には「Webroot Japan Sophia 2017 Spring」を東京・秋葉原で開催。MSPに取り組むIT企業向けに、MSPビジネスの展望とパートナープログラムの内容を発表する。

 米国発のMSP革命を日本に広めて中堅中小企業のIT化を進め、IT企業のビジネスを変革する――。クラウド時代に、ウェブルートのMSP関連サービスは頼もしい味方となるだろう。

クラウド時代に伸びるのは中堅中小向けのMSPビジネス

ウェブルート株式会社 代表取締役社長
伊藤誉三氏

 IT業界に変革期が訪れています。今、米国で急成長を続けているのが、複数のクラウドサービス事業者から商材を仕入れて、中堅中小企業向けにサブスクリプション(購読)方式で販売するMSPというビジネスモデルです。現時点でMSPとして活動しているIT企業は、米国中心のMSP Allianceへの登録ベースで3万社に達しています。
 ウェブルートはこのMSPにいち早く着目し、クラウド型のエンドポイント対策ソリューション「Webroot SecureAnywhere Business エンドポイント プロテクション」を米国のMSP業界に提供して実績を上げてきました。いよいよ、次は日本の番――。2017年3月の当社イベントにぜひご参加ください。

「Webroot Japan Sophia 2017 Spring」
詳細はこちら https://www.event-site.info/webroot0307/
お問い合わせ