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情報システム部門強化で“ナンバーワン”に

「数兆円市場の獲得には優れたITエンジニアが不可欠」

約120万件の優待サービスを企業や個人に提供しているベネフィット・ステーション。このサービスを運営しているのが、「サービスの流通」をコンセプトに掲げ、1996年の創業から増収増益を続けているベネフィット・ワンだ。近い将来、数兆円規模になると予想される市場でナンバーワンとなるべく、同社は情報システム部門の強化に注力している。求めるITエンジニア像について代表取締役社長の白石徳生氏に聞いた。

「サービスの流通」市場は数兆円規模に

――ベネフィット・ワンは「サービスの流通」というコンセプトで強固なビジネスモデルを築き上げてきました。今、情報システム部門の強化を進めているそうですね。その背景を聞かせてください。

株式会社ベネフィット・ワン
代表取締役社長
白石 徳生氏

 創業した1996年はインターネットの黎明期で、その当時からネットを使った事業を構想していました。そこで生み出したのが「サービスの流通」というコンセプトです。モノには流通・小売業があるので、消費者は店舗で複数のモノを比較検討し、品質がよくて価格が手頃な商品を選べます。しかし、サービスにはその仕組みがありません。そこでネットでサービスを比較・検討し、購入できる「サービスマッチングサイト」を考えたのです。
 ところが当時はネット回線速度が遅く、個人がネットでサービスを購入する習慣もなかったため、まずは企業に福利厚生サービスを提供するBtoBtoCモデルをつくりました。月定額の会員になれば、当社と契約している宿泊施設や健康診断、英会話教室など様々なサービスが大幅な割引価格で利用できます。
 ビジネスモデルのポイントは広告型モデルではなく、定額課金型会員サービス(サブスクリプション)だということです。このビジネスモデルは、アップルやネットフリックスがコンテンツ提供で採用しており、現在幅広く増えつつありますが、当社は20年前の創業当時からこのモデルです。月定額の会員制にすることで、よいサービスを卸値で提供できるようにしました。サービス事業者から販売手数料を取っていないので、会員が公正にサービスを比較・検討できます。5年前から個人会員の開拓も始めており、あと数年もすれば個人会員数が企業会員数を追い抜くでしょう。
 最近は様々なサービス業界がネットを活用しています。例えば飲食店では、席の予約状況をネットで管理できるようになり、“席の在庫”がネットで販売されています。こういった動きはあらゆる業界で加速していきます。今後10年、いえ2020年までに、ほとんどのサービスがネット上で流通するようになるでしょう。米国ではホテルのマッチングサービスだけで数兆円規模です。この市場は大きなポテンシャルを持っています。この波に乗り、事業規模を5倍10倍へと一気に拡大し、圧倒的なナンバーワンになりたい。当然、ビジネスを支えるITも合わせて拡張しなくてはなりません。そのために優秀なITエンジニアが必要なのです。

成長中の事業を推進しながらキャリアを追求

――情報システム部門の仕事内容を教えてください。

 仕事内容としては、IT戦略の立案から、システムのアーキテクチャー設計、個々のプロジェクト管理、セキュリティ管理、IT監査などを行うマネジメント系まで幅広い業務があります。
 特徴は、ビジネスの成長スピードが速いこと。そのため当社で活躍するには、自ら考え、問題意識を持ち、問題解決の施策を策定、実行できる主体性と企画力が不可欠です。当然ながら、ユーザー部門と共同でビジネスモデルや要件を考えるため、コミュニケーション力やユーザー目線で考えたり調整できる柔軟性も大切です。特に、要件定義や基本設計ができて、新しいビジネスモデルや機能を立案する発想力のある人材を求めています。
 当社のシステムは膨大な会員データと商品データを持ちます。今後もデータは加速度的に増えます。それらの整合性を取って全体を設計できるデータモデリングのスキルを持つ方、ITアーキテクトの方は、実力を発揮できる環境があります。最近は海外案件も増えてきており、英語が得意だとより活躍の場は広がるでしょう。

――キャリアパスはいかがでしょうか。

 ITエンジニア採用を強化し始めてまだ数年なので、確固たる制度はまだありません。
 逆にいえば、自分のキャリアを自分でつくれます。これまでのスキルと経験を生かし、成長中の事業会社の中でアーキテクチャー設計や戦略立案のキャリアを追求できるでしょう。特に40歳前後で上流工程の経験を持つ方は、その実績を高く評価してプロジェクトを任せます。また30歳前後でアーキテクトやマネジメントなどの職種を目指す方は、早く成長できる環境でキャリアを積めます。

急成長中のベネフィット・ステーションの個人会員数。4年間で4倍以上に急伸

効率のよい組織づくりで高待遇を目指す

――働く上では社風も気になります。

 意外かもしれませんが、おっとりした社風です。退職率も低い。これはビジネスモデルが非常に強かったので、ベンチャーにありがちな強引な営業をしなくても増収増益を達成できた背景があります。
 ただしサービス流通市場のポテンシャルは大きく、スピードも速いので、主体性と柔軟性を持つ人材が今後どうしても必要です。
 とはいえ、やみくもに社員を増やすのは賢いやり方ではありません。ITエンジニア以外の社員はなるべく増やさずに、限られた社員に利益をきちんと還元すべきだと考えています。
 そのため当社では今、定型業務を切り出して、地方在住の会員の方に委託して規模を拡大していくモデルを構想しています。参考にしたのはテレビ局。事業規模の割に社員が少なく、その分給与を高く設定できます。地方に仕事を供給することで地方創生にも貢献できます。
 成長につながる環境、キャリアの追求、能力に見合った高い給与と、ベネフィット・ワンでは環境面、待遇面とも最高のものを提供したいと考えています。主体性に自信のあるITエンジニアの方に、圧倒的なナンバーワンを目指す当社でぜひ実力を発揮していただきたいですね。

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