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情報セキュリティマネジメントサミット:事例

多様な働き方を可能にする「ワークスタイル変革」は、多くの企業が目指すべき社会的課題である。しかし、働き方の自由度が高まれば、情報漏えいリスクも高まる。富士通クライアントコンピューティングは最新のICT を活用した「クライアントセキュリティソリューション」を提供する。大切なデータをシステムで守り、安全・快適なテレワーク/モバイルワークが可能になる。

国際競争力を高めるにはワークスタイル変革が必要

富士通クライアントコンピューティング
営業推進本部
ソリューション販売推進統括部
ビジネス推進部 部長
高田和明 氏

 日本は世界に類を見ないスピードで少子高齢化が加速している。労働人口もすでに下降線をたどり始めた。経済のグローバル化や技術革新を背景に、国内外の企業間競争も激しさを増している。この中で日本経済が競争力を発揮するためには、社員1 人ひとりの生産性向上が欠かせない。

 しかし、現実はどうか。長時間労働が常態化し、出産・育児・介護など家庭の事情で経験豊富な人材が職場を離れるケースも少なくない。特に女性の場合、出産に伴う離職に歯止めがかからない。働いている女性が第1子出産前後に離職する割合は約6 割にのぼる。これを改めるため政府は「仕事と生活の調和推進のための行動指針」を策定し、第1子出産前後の女性の継続就業率を2020年までに55%に引き上げることを目標としている。

 「組織としての生産性を高めるには、長時間労働をなくし、スキルや経験を持つ社員が長く活躍できる職場環境を整えることが大切です。カギを握るのがワークスタイル変革です」と富士通クライアントコンピューティングの高田和明氏は述べる。多様な働き方を認め、いつでも・どこでも仕事ができる環境を整備し、社員1人ひとりの能力を最大限発揮してもらう。実際、在宅勤務を可能にするテレワーク、外出先や出張先でも仕事ができるモバイルワークの実現に取り組む企業が増えつつある。総務省の調査によると、テレワーク導入企業の8割超が効果を実感しているという。

セキュリティ対策は経営課題、認証と情報保護が極めて重要

 一方で課題もある。最たるものがセキュリティの懸念だ。テレワークやモバイルワークが可能になれば、必然的にオフィス外で働く機会が増える。モバイル端末を社外で利用するケースも多くなる。「オフィス内は様々なセキュリティ対策を施していても、そのセキュリティポリシーを社外のモバイル端末にまで徹底することは難しい」と高田氏は指摘する。例えば、ウイルス対策ソフトのパターンファイルの更新を忘れていると、そこが脆弱ポイントになり、重要情報の漏えいリスクが高まってしまう。

 パスワードの運用にも課題がある。富士通クライアントコンピューティングが行った調査によると、プライベートのパスワードを業務でも使い回している割合は9 割以上にのぼるという。プライベートで漏えいしたパスワード情報を利用して企業への攻撃に悪用されるリスクが高まる。

 情報漏えい事故は売上減や損害賠償といった経済的損失に加え、社会的信用を失墜させ、経営リスクに直結する。「注意喚起、従業員教育や運用ポリシーの厳格化だけでは対策として限界があります。ユーザーにとって使いやすく、なおかつリスクの最小化を両立する仕組みが重要です」と同氏は訴える。

 それを実現するのが、富士通クライアントコンピューティングの「クライアントセキュリティソリューション」である(図1)。様々な技術・製品を体系化したもので、セキュリティの基本である認証を強化し、企業の重要な資産であるデータをシステムで守る。

図1:クライアントセキュリティソリューションの主な製品体系
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 例えば、手のひら静脈認証は指紋と同様に個人ごとに生体情報が異なる手のひらの静脈を基に本人確認するセキュリティソリューション。偽造が困難で、他人に悪用される恐れがない。ユーザーは手のひらをかざすだけなので、煩雑なパスワードを覚える必要もなく、負担が少ない。手のひら静脈センサーを内蔵したPC 端末のほか、既設端末に認証専用センサーを外付けするタイプもある。

社外で仕事をしていても重要資産のデータを確実に守る

 情報漏えいリスクを低減するソリューションも豊富にある。なかでも近年ニーズが高まっているのが、仮想デスクトップインフラ(VDI)だ(図2)。端末にはデータが残らないので、端末を盗難・紛失しても情報漏えいの心配がない。デスクトップ型シンクライアント端末のほか、質量700g 台の13.3 型超薄軽ノートPCをベースにしたシンクライアント端末「FUTRO MU937」などテレワークに最適な商品を取りそろえている。

図2:VDIのシステムイメージ アプリケーションやデータを集中管理するサーバーシステムと、処理結果のみを表示するシンクライアント端末をネットワークでつないで実現する。データの統合管理が可能になるほか、セキュリティパッチの適用なども一元化できるため、セキュリティ強化にもつながり導入ケースが増えている
[画像のクリックで拡大表示]

 サーバー側で集中管理する仕組みなので、社内/社外の端末に均一なセキュリティポリシーを適用できるのも大きなメリットだ。テレワークやモバイルワークでも社内と同様に安全な環境で仕事を行うことができる。手のひら静脈認証と組み合わせれば、なりすましや不正利用を強固に防ぎ、情報漏えい対策もさらに強化できる。利便性を損なうことなく、企業のセキュリティレベルを大幅に高めることが可能だ。

 既存のPC 端末のデータ保護を強化するソリューションもある。秘密分散方式ソフトウエア「PASERI for PC」はその1つ。元データを無意味化して、PC内蔵のドライブとUSB メモリーの2カ所に分散保存する。分散したデータが揃わないと元データを開けないので、PCの盗難・紛失やなりすましなどでアクセス権限を奪取されても、大切なデータが盗み見られることがない。

 また遠隔データ消去ソリューション「CLEARSURE 3G/LTE」は3G/LTE回線を利用し、遠隔地からPC をロックしたりデータを消去する。「富士通が世界で初めて実現した技術により、PCの電源が入っていなくても遠隔操作でPCを立ち上げてデータを自動消去します」と高田氏は説明する。

 これらのソリューションは多くの企業や自治体で活用されている。福島市役所では手のひら静脈認証搭載タブレットを1500 台導入。手のひらをかざすだけで安全・確実に認証でき、セキュリティ強化と利便性向上につながっている。

 福岡銀行などを展開するふくおかフィナンシャルグループはVDI 環境を実現するとともに、手のひら静脈認証搭載タブレット2000 台を導入した。外出先でも行内と同等レベルの業務が可能になり、営業事務の効率化を実現。顧客対応時間が拡大するなど“攻め”のワークスタイル変革につながった。

 多様な働き方を認め、生産性向上を図るためにはワークスタイル変革が欠かせない。場所を選ばず、より安全かつ快適に仕事ができる環境は個の能力を引き出し、組織を活性化する。富士通クライアントコンピューティングは多様なニーズに対応するクライアントセキュリティソリューションの提供を通じ、幅広い顧客のワークスタイル変革を強力に支援していく。

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    TEL:富士通コンタクトライン(総合窓口) 0120-933-200

    URL:http://jp.fujitsu.com