• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP
ITpro Special
週間WEEKLY ITpro Special ITpro

膨大なIoTセンサーネットワークの最適解

IoTの主役は、モノに組み込まれる膨大な数のセンサー――。そのためのIoTネットワークとして、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は「Sigfox」のサービス提供を開始した。最大の特長は、通信速度・容量をギリギリまで抑えることによって低コスト・低消費電力を実現したこと。2020年3月までには、全国で利用可能になる予定だ。

京セラコミュニケーションシステム
LPWAソリューション事業部
事業部長
松木憲一 氏

「IoTデバイスが爆発的に普及するための条件の一つは、単純なセンサーが世界中にばらまかれること――。われわれはそう考えています」

 2017年2月に「Sigfox」のサービスを開始したKCCSの松木憲一氏は、このような言葉でセッションを始めた。総務省の通信白書によれば、4年後の2021年には世界のIoTデバイスは349億個になる見通し。Trillion Sensors Summitの予測では、2023年のセンサー出荷台数は年間1兆個にも達するという。この膨大な数のセンサーのためのIoTネットワークには何が求められるのか。

 松木氏は「現状のネットワークには、コスト、消費電力、クイックスタートのための簡便性、グローバル展開の四つの課題があります」と指摘。これらの課題を解決するものとして、少量のデータを低コスト・低消費電力で広いエリアに送ることができるLPWAネットワークが注目されていると説明した。センサーの中には大容量かつ頻繁にやりとりが必要なものもあるが、データ容量がきわめて小さく、送信回数も1日に数回程度で十分にニーズに応えることができるものも多く存在する。これらは、必ずしもリアルタイム送信でなくてもよいので、LPWAの低コスト性・低消費電力性が生きてくるのである。

※Low Power Wide Area

世界36カ国で使えるグローバル性
3年後までに日本全国をカバーする

 LPWAにはいくつかの方式がある。その中でSigfoxの最大の特長は、通信速度を100bpsに抑え、1回あたりの通信容量も12バイトに限定していること。「ここまでシンプルにした結果、圧倒的な低コストと低消費電力を実現しています」と松木氏は胸を張る(図)。

[画像のクリックで拡大表示]

 また、すでにグローバルに展開していることもSigfoxならではの強みだ。2017年10月時点のカバレッジは36カ国。2018年中には、60カ国に達する見込みだ。

 一方、国内では、2017年2月にKCCSが東阪エリアでサービスを開始。2018年3月に人口カバー率50%、2019年3月に同85%、2020年3月に同99%を目指して基地局の設置が進められているという。「市場の状況に応じて、この計画は前倒ししていくつもりです」と、松木氏。近くに基地局はないがSigfoxを使いたいという企業・団体向けに、2017年10月からSigfox基地局レンタルサービスも開始したという。

 また、デバイスに組み込むためのSigfox通信モジュールも、すでに国内外の複数の電子機器/半導体メーカーから販売されている。国内では200社以上の企業がSigfoxパートナーに加入しており、さまざまな業種で実際のビジネスに使われ始めている。

お問い合わせ
  • 京セラコミュニケーションシステム株式会社

    KCCSカスタマーサポートセンター

    TEL:0120-911-901

    URL:http://www.kccs.co.jp/sigfox/

    メールでのお問い合わせはこちら