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日経アーキテクチュア Special

屋内木部用ステインの魅力を探る

名古屋市内に2016年6月に完成したI邸は、ヒノキの柱やベイマツの梁で木のフレームを構成する。2階は広々したワンルーム。厚さ30㎜のスギを用いた天井はそのまま軒天にまでつながる造りだ。これら屋内木部は床を除き全て、質感を生かしながら汚れを防止する美装・保護剤「キシラデコールインテリアファイントップコート」で仕上げている。

1階のキッチンとダイニング。天井高を抑えた空間の先には吹き抜けのリビングが広がる。右手のリビングは道路に面するため、「外からの視線を避ける狙いで、床面を約1m上げています」と西田ひろこ氏

 建築設計を担当した住工房一級建築士事務所の主宰、小栗康生氏は、木材利用に関して2つのこだわりを持つ。

木造住宅に2つのこだわり
木のフレームと針葉樹の床

 一つは、柱や梁で構成する木材のフレームの美しさだ。小栗氏は「父が大工だったため、子どものころから木造住宅の建前の時の姿を目の当たりにしてきました」と話す。上棟式の華やいだ記憶もあり、その美しさへの思いがこだわりにつながる。

 もう一つは、床材には針葉樹を用いる点である。「かつて自宅の床材にオークを用いたところ、冷たく感じ、座る暮らしには不向きと思いました。以来、さまざまな木材の表面に触れて比べてきました」と小栗氏。そこで得られたのは、針葉樹のほうが温かく感じるという結論だ。

建物外観。2階バルコニーはベイスギ。屋外木部用の高性能木材保護塗料「キシラデコール」のスプルースで仕上げた
1階リビング。床は厚さ30㎜のスギ、柱はヒノキ、梁はベイマツ。壁は漆喰で仕上げた。左手のダイニング側から入ると、空間が大きくタテに広がる

 I邸からも、この2つのこだわりは見て取れる。1階リビング上部の吹き抜けでは、ヒノキの柱とベイマツの梁で構成する木材のフレームを際立たせる。床材や天井材には厚さ30㎜のスギを用いる。

 これら屋内木部は床を除き全て、美装・保護剤「キシラデコールインテリアファイントップコート」で仕上げた。屋内木部用の塗料として耐光性に優れるのが特徴だ。

住工房
一級建築士事務所
主宰
小栗 康生
住工房
一級建築士事務所
一級建築士
西田 ひろこ
● 住工房 一級建築士事務所 http://www.jukobo.co.jp
設立は1990年11月。以降一貫して戸建て住宅の建築設計を手掛ける。設立間もない時期から、毎月第3土曜日の午後を「ふらっとデー」と名付け、事務所を開放。建築設計事務所の敷居を低くしようと努力を重ねてきた

安全性は試験や基準に適合
データに基づく説明に安心

 採用の決め手は、サンプルを取り寄せて事務所のフラッシュドアに試し塗りをした時の実感だ。「そこでは、塗料の臭いや塗りやすさをチェックしました。その結果、問題がなかったので、I邸で初めて採用することに決めました」と小栗氏は振り返る。

連続性を持つ2階天井から軒天にかけて。色の付かない屋外UVカット白木用の木材保護塗料「キシラデコールやすらぎ」で仕上げた

 小栗氏は当初、防腐・防カビ・防虫性能を持つ屋外木部用の「キシラデコール」シリーズに、安全性が求められる屋内木部用の塗料があることに驚きを覚えたが、メーカー側に安全性の根拠をデータで示してもらうことで、安心して採用に踏み切れたという。

 例えば、ホルムアルデヒド放散等級区分は制限なしに木材を利用できる「F☆☆☆☆」。さらに、急性毒性と皮膚刺激の各試験、発がん性の指標である変異原性を評価するAMES試験をクリアし、厚生労働省の室内濃度指針や文部科学省の学校環境衛生基準などを満たす。

 小栗氏が屋内木部用の塗料に期待するのは、「素材のあるべき姿を引き立てるという、脇役に徹すること」だ。汚れ防止という本来の役割は果たしながら、塗装したか否かが明確に分からないくらい、素地の質感を生かすことが欠かせない。

 「キシラデコールインテリアファイントップコート」は、そうした小栗氏の期待に応えた。「仕上がりは期待通りです。I邸のような使い方のほか、民家の改修では古材と新しく加えた材の色を合わせるのに利用できそうです。今後、さまざまな使い方にチャレンジしていきたいですね」。

秋田市大森山動物園
I邸
所在地/名古屋市東区
敷地面積/118.8㎡
延べ床面積/93.3㎡
構造・階数/木造・2階建て
工事期間/2015年11月~16年6月
2階天井材は厚さ30㎜のスギ。屋内木部は床を除き全て、美装・保護剤「キシラデコールインテリアファイントップコート」で仕上げた。床は建築主とともにワックスで仕上げるのを恒例行事にする
木材保護のトータルソリューションパートナー 大阪ガスケミカル株式会社

お問い合わせ

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