クラウドでビジネスが変わる! 中堅中小IT事業者のビジネス転換術 クラウドインテグレーターに乗り遅れるな

CASE STUDY 02 社内で効果を確認したOffice 365を顧客に提供 ビジネスのクラウド化と脱サーバーで経営安定化に成功

クラウド時代を迎えた今、サーバーと業務アプリケーションを組み合わせて顧客に納めるシステムインテグレーション(SI)の市場が縮小傾向にある。この状況下でシステムインテグレーター(SIer)が、ビジネスモデルの転換を図り、さらに、事業を拡大するにはどうしたらよいのか。

確かな方法は、クラウドを商材に加えるとともに、自社の強みとする製品やサービスをクラウドと組み合わせたソリューションを提供するビジネスモデルへと転換することだ。例えば、自前の業界特化型ソフトウェアパッケージをSaaSとしても提供すればよいのである。フロービジネス(サーバーなどの機器販売)からストックビジネス(月額利用料金の受け取り)への完全な切り替えには数年かかるが、その後は毎月の売り上げが確実に入ってくるようになるからだ。また売り上げの大部分を事前に予測することができる点は、経営の安定化に大きく寄与する。

株式会社船井総合研究所 ITチーム チームリーダー チーフ経営コンサルタント 八角 嘉紘 氏

この手法で事業を拡大しているのが、九州を地盤とするSIerのテクノアートだ。クラウド時代のSIerのビジネスモデル転換術を紹介しよう。