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場所中心から人中心へと「仕事場がシフト」

■レコモット
場所中心から人中心へと「仕事場がシフト」
プライベートとビジネスを完全に切り離す

 ワークスタイル変革と切っても切り離せいないのが、スマートフォンでのアプリ利用が進む「モバイルシフト」。しかし実際には、ツールの導入が目的化してしまったり、制約が多かったりして、モバイルの良さを消してしまうケースも少なくない。

 スマホ関連製品の開発を手がけるレコモットの代表取締役CEO(最高経営責任者)、東郷剛氏は「あの大企業も実践! 働き方の変革には、ブレない目的と、モバイルの徹底活用が重要だった」をテーマに講演。目的を実現するための“手段”である技術的要素をわかりやすく解説した。

「人がいるところが仕事をする場所」

レコモット
代表取締役 CEO
東郷 剛 氏

 東郷氏は環境変化によるワークスタイルの変遷について、こう言及する。

「デバイスは多様化し、いつもつながる状況になっています。それに伴い、場所中心に世の中が動いていた時代から、人中心へと変化してきました。これまで仕事をする場所はオフィスに限られていましたが、これからは人がいるところが仕事をする場所となります」

 そこで考えられる課題は大きく2点ある。

 まずはセキュリティに関して何を守るべきなのか、という点だ。従来はデバイスを守ればよかったが、モバイルシフトで利用場面が多様化し、アプリとデータの役割が増大するなかで、どのようにアプリとデータを守るかが問われている。

 次に、人中心のワークスタイル時代におけるルールづくり。時間と場所を選ばないということは、仕事とプライベートの境界が曖昧になることを意味する。セキュリティはもちろん、労務管理やコンプライアンスの観点からも、新たなルールが重要となる。

 この2点を述べた上で、東郷氏は現行のEMM(エンタープライズモバイル管理)が持つ問題点を指摘する。

 「現在広く使われているEMM環境下では、MDM(モバイルデバイス管理)、セキュアなネットワーク、堅牢な認証基盤については比較的整備されており、セキュリティ強度は高いと言えます。しかし、ビジネスアプリだけは依然としてセキュリティ強度が低い状況にあります。理由は明確で、リモートワイプの成功率が極めて低い(4~12%)ことです。モバイルシフトの目的は、ビジネスアプリを安全に使うことなのに、肝心のアプリのセキュリティが置き去りにされているのです」

今までになかった新しい概念を導入した「MUC」

 従来のEMMは、デバイス/OSを管理対象としたMDMを前提に、アプリを管理対象としたMAM(モバイルアプリケーション管理)、コンテンツデータを管理対象としたMCM(モバイルコンテンツ管理)が一体となって構成されている。これではアプリのセキュリティは実効性を持たないと東郷氏は言う。

 「当社は“役割”から整理し直し、EMMのあるべき概念をこう考えています。まずMDMとMAMを分離し、MAMを単独で導入可能にする。その上で、MCMを包含したMAMにおいて、アプリとデータの管理を適切に行えば、MDMはなくても情報は漏洩しません」

 続けて、新たな概念の導入についてこう解説する。

 「さらにもう1つ、従来になかった概念を導入しています。それはコミュニケーションツールや相手情報を管理対象としたMUC(モバイル・ユニファイドコミュニケーション・マネジメント)です。電話やチャット、ウェブ会議など、モバイルデバイスに搭載されたコミュニケーションツールを管理するものです。ここまでやって初めて、本来あるべきEMMと言えるのではないかというのが当社の考え方です」

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「プライベート」と「ビジネス」を完全に切り離す

 こうした概念に基づき、レコモットはセキュアなMAMを実現する「moconavi」を提供している。搭載されている標準アプリサービスは、カレンダー、アドレス帳、メール、セキュアブラウザ、チャット、ダイヤラー、CRM(顧客関係管理)、拡張アプリ、ストレージ、ドキュメントビューワーと、PC並みの業務範囲をカバー。これらのアプリがサンドボックス内でサービス化されているので、データがデバイスには残らず、情報漏洩のリスクも存在しない。

 ユーザーは、プライベートで使うアプリ群と、ビジネスで使うアプリ群(moconaviのMAMワークスペース上で動くサービス化アプリ群)とを完全に切り離すことができる。そのため、ユーザーも管理者もセキュリティを意識することなく使うことができる。

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 moconaviは、ルールづくりという点でも柔軟に対応している。グループごとのポリシー設定で利用時間制御まで行うことができる。労務規定に沿ったワークライフバランスの実現にも資するものと言える。

 すでにmoconaviは、クラウド型MAMの市場シェアで4年連続1位という実績を持つ。利用企業は300社、16万IDを超え、そのうち95%が株式公開企業だ(2016年3月末時点)。

「当社の考え方は、1つのアプリケーションで、すべてをつなぐハブになりたい、というものです。当社製品を使えば、1つのアプリケーションを入れることにより、セキュリティについてもそのアプリケーションが担保してくれます。これからも、どこでも働ける環境をつくることで、お客様の生産性の向上はもちろん、従業員の満足度向上にも貢献していきます」と東郷氏は語る。

お問い合わせ
  • 株式会社レコモット

    〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-8 紀尾井町パークビル2F

    URL:http://www.recomot.co.jp/

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