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フィリピン最大級複合企業が銀行、小売、不動産で躍進

昨年11月にセブ島の中心部でオープンした「SMシーサイドシティ セブ」。島内最大のショッピングモールは、観光の目玉として連日賑わっている。

地方経済を活性化し、
フィリピン経済の躍進を牽引

フィリピンにおける消費主導型の経済成長を背景に、中核事業である小売業、不動産業、銀行業の全域で堅調な成長を続けているSMインベストメンツ(SM)。同社の好業績は、手堅い経営、確固たる価値観、効果的な競争戦略、そして、事業全域におけるリーダー的地位と持続的な成長の実現に向けた不断の努力の結果である。



国内の経済成長を追い風に

 SMは、マニラ首都圏での事業拡大のみならず、伸びしろの大きい地方へ事業を拡大することで、市場での主導権を揺るぎないものにしてきた。「政府による大規模なインフラ開発事業は、首都圏以外の経済発展をけん引する。当社にとっても、地方は重要な投資先だ」と代表取締役ハーリー・シー氏は語る。
 同社発表の今年1~9月の連結決算は、純利益が220億ペソで前年同期比11%増、連結収益は2524億ペソで前年同期比9%増に。 同社にとっては、国内の小売り、不動産、金融サービスの需要増と中間層の消費ブームも追い風になったといえる。


不動産業の拡大と小売業の伸び

 同社の上場不動産部門であるSMプライムホールディングス(SMプライム)は、地方事業展開を推進する中期戦略が奏功し、目覚ましい業績を維持。今年1~9月の経常利益は、前年同期比13%増の175億ペソを記録した。
 SMプライムは、フィリピンで58店舗、中国で6店舗のショッピングモールを展開中で、今後も年間5、6店舗のペースで新規開業を計画。宅地開発事業でも、年1万2000~1万5000戸の住宅の新規供給を目指している。
 一方、百貨店のSMストア55店舗、食料品店のSMマーケット277店舗を展開しているSMリテールは、大手専門小売店の合併・組織再編を実行。規模と多様性の拡大とショッピングモールとの相乗効果により大きな価値を創出し、1~9月の総売り上げが前年同期比9%増の1860億ペソ、純利益は前年同期比7%増となった。また、先ごろ統合した専門小売店の収益が13%と高い伸び率を示し、今後の見込みも有望である。

SMストア
SMストアの総売場面積は、今年9月時点で70万m3にのぼる。
SMマーケット
SMマーケットは、都市部のみならず地方でも積極的な店舗拡大を推進。

多面展開で堅調な業績の銀行業

 銀行業では、総資産額、貸付額、預金額で国内最大のBDOユニバンクが中核事業で堅調な業績をあげ、1~9月の純利益は前年同期比10%増の193億ペソに。傘下のチャイナバンクも1~9月の純利益は前年同期比31%増と大躍進を遂げた。
 BDOユニバンクは、傘下のワンネットワークバンクを介した消費者金融やマイクロクレジット事業を推進しつつ、企業融資事業の拡大にも注力。また、香港での事業拡大をはじめ、アジア、欧州、北米、中東に26拠点を開設するなど海外事業も拡大し、野村ホールディングスとの業務提携も実現させている。


サステナブルな事業を目指す

 SMが目指しているのは、ビジネスの成長と持続により何百万もの人々の生活に変化をもたらすこと。同社はコーポレートガバナンス、環境保護・保全、リスク管理などに対する強固なコンプライアンスを採用、持続可能なビジネスモデルを確立してきた。また、雇用創出や無償教育、医療サービス、生活支援プログラムなどの社会貢献活動を通じて国の発展を支えている。
 SMは、優れたサービスを顧客に、大きなリターンを株主に提供するため、揺るぎない決意で不断の成長と革新に挑んでいる。事業の安定成長と健全なバランスシート、そして国内経済に多大な貢献をしてきた実績をテコに、今後も好業績を記録し続けるに違いない。



お問い合わせ

SMインベストメンツ
  http://www.sminvestments.com/

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