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管理会計に取り組み、“経営の前を走る経理部”へ

望月氏は、管理会計の浸透度について、「中小企業の経理部向けの講演会で挙手によるアンケートをとったところ、部門別損益管理は全国的に8割以上の企業が実施しています。しかし、管理会計に必須の固変分解(固定費と変動費の分解)をしていたのは概ね1割程度でした」と語る。しかし、「固変分解ができていないということは、自社の損益分岐点売上高や安全余裕率(売り上げが何%下がると赤字になるか)を把握していないということ。銀行との関係で赤字が許されない中小企業にとっては、これは非常に危険です」と警鐘を鳴らす。

財務会計が担う決算は、確実に期日通りにこなさなければ会社の存続にも関わるので、優先されるのは当然のことだ。しかし、それだけでは会社の将来を見通すのは難しい。「実績を記録する財務会計だけを行う経理部が“経営の後ろを走る”のに対し、経営判断に役立つ資料を提供する管理会計に取り組む経理部は、“経営の前を走る”ことになります。経営判断の質を高め、将来のリスクに適切に対処するためにも、管理会計は避けて通れません」と望月氏は語る。

現状の資料のブラッシュアップが管理会計の第一歩

とはいえ、従来、財務会計だけをこなしてきた人には、管理会計といってもどうすればいいかわからないと思うかもしれない。望月氏も、「正確にルール通りに処理することが求められる財務会計と、迅速さや経営の要望をくみ取る力が求められる管理会計では考え方がまったく違います」と認める。ただし、「財務会計を担当してきたということは、会社のビジネスにも数字にも精通しているということ。この基本があれば、管理会計の分野でも活躍することは十分に可能です」と言う。

そして、まずは現在の延長線上で考えるのが近道と、次のように語る。「財務会計と違って管理会計は、教科書通りに資料を作ったとしても、経営の要望に沿っていなければ意味がありません。その意味で、今経営からの要望で作成している資料は、まさに経営の要望を反映したものと言えます。それを起点とし、さらにブラッシュアップしていくことで、管理会計を深めることができます」。

管理会計の意義はわかるが、人員に余裕のない中小企業では、財務会計で手一杯で、管理会計に取り組む余裕はない、という企業も少なくないかもしれない。そうした企業にこそ、薦めたいサービスがあると望月氏は語る。

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