働き方進化論 -「働き方の変化」を「ビジネスの成果」に結びつける方法とは-

「持ち帰って報告します」を無くせる時代がやってきた~会議でのビジネスの停滞を防ぎ、迅速な意思決定を実現~

経営管理を目的とした会議があると、財務・会計部門や経営企画部門、事業部にある企画部門などといった、いわゆる「ファイナンス部門」が毎回、会議のテーマに合わせた報告書を作る。財務上で何らかの異変があれば、ファイナンス部門が仮説を立てて、その原因を説明すべく、Excelを駆使して表やグラフを作成する。会議の出席者全員が、その説明に納得してくれればよいが、そうはならないケースも多い。

「製品別では○○の売り上げが予算に達しないということは分かった。エリア別に見ると、どこの売り上げが伸びていないんだ?」。このような問い掛けが経営層からあった際、事前にエリア別の集計していなければ、「今はデータがないので、持ち帰って次回に報告します」と答えるしかない。この件に関する意思決定は、次回の会議に持ち越されることになり、その間、ビジネスが停滞することになる。こうした光景は、多くの企業で日常茶飯事となっているだろう。

資料づくりも大変な労力だ。様々な業務系システムからデータを抜き出し、それを切り貼りして集計しているケースが圧倒的に多い。売り上げや経費のデータをExcelの関数を使って結合したり、部門別や製品別のテンプレートに切り分け、各部門にレポートを提供する――こういった作業を日常的に行っている。部門の担当者の多くは、このような作業効率の悪さに辟易としているはずだ。

こうした状況をどのように改善すればよいのか。以下では、実際に大きな成果をあげた勘・経験・度胸に頼らないための具体的な仕組みについて紹介する。

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