攻撃者は1クリック先にいる! 深刻化するサイバー攻撃に日本企業はどう向き合うべきか?

デジタルトランスフォーメーションを加速させるRadwareのADC

本セミナーでは、RadwareのADCをテーマにしたプログラムも実施。「ADC市場状況とパートナープログラム」と銘打たれたセッションでは、同社と日本で唯一VAD(Value Added Distributor)契約を結ぶマクニカネットワークスの大橋洋平氏が登壇者を務めた。

マクニカネットワークス
大橋洋平氏

大橋氏は、まず同社のADCがグローバルにおいてリーダーポジションを獲得していることを強調。続けて「この状況は(同社のADCが)優れたパフォーマンス、コストメリット、柔軟な導入構成が評価された結果」だと結論付けた。また、SSL暗号化処理の高速化を実現できることに言及。現在、高まっている企業ニーズに応えられることを示唆した。

さらにマクニカネットワークスでは、技術面、営業面、マーケティング面で手厚いサポートを提供していることにも触れ、柔軟な対応により、導入後の運用もスムーズに実現できることが説明された。

大橋氏に続いて登壇したマクニカネットワークスの山出直崇氏は、RadwareのADCのラインアップ中、1つのハードウェア上に複数の仮想ADCインスタンスの稼働を実現する「ADC-VX」について、特徴や事例を紹介。

「ADC-VX」で展開できる仮想ADCインスタンスは、CPU、メモリ、SSLアクセラレータ、ネットワークなどシステムリソースをそれぞれ割り当てられるのが最大の特徴。これにより個々の仮想ADCインスタンスは、完全に独立した1つのADCとして動作するという。

マクニカネットワークス
山出直崇氏

そして、山出氏は「組織のレイヤーごとに管理権限を付与することができ、管理負担を分散できること」や「1つの仮想ADCインスタンスに障害が起きても、他の仮想ADCインスタンスには影響しない耐障害性の高さ」について説明。高いパフォーマンス性能とサービスレベルが保証されることをアピールした。

プログラム後半には、仮想ADCインスタンスの構築や、複数の仮想ADCインスタンスと併せて設置されたアプライアンス型ADCを一斉に設定する機能のデモンストレーションを実施。インスタンスの構築やメンテナンス、監視など、少ない手間で運用できることが示された。

さて、グローバルで定評のある同社の技術や製品が、今後日本企業にどのような価値をもたらしていくのか? 気になるところだが、その答えは意外とすぐに分かるかもしれない。

日本ラドウェア
カントリーマネージャー
伊吹仁志氏

セミナー冒頭、今年6月に日本ラドウェアのカントリーマネージャーに就任した伊吹仁志氏は「利用者がいかなる場所、いかなる時、いかなる状況においても具体的なデジタル経験を享受できる世界を実現するために、データセンター、クラウド市場向けのアプリケーションセキュリティとADCに特化したソリューションを提供していく」と語り、「日本市場でのプレゼンスを高めるために様々な提案を行っていく」という考えを述べた。

今後、国内での活動がより活発になりそうな同社の動向からますます目が離せなくなりそうだ。

日本ラドウェア
技術本部 本部長
北林 優氏

ネットワークスピードを犠牲にせず未知の脅威を完全防御DefensePro 20/60シリーズ

今年、Radwareのセキュリティソリューション「DefensePro」のラインアップに20/60シリーズが加わった。不審なふるまいを検知し、シグネチャを自動で生成することで未知の攻撃を防御できることは、ホブス氏がセッションで触れた通りだが、20/60シリーズには、他にも特徴があるという。

この点について、日本ラドウェアの技術本部 本部長 北林 優氏は「昨年起きたMiraiボットネットのようなDNSに対する水責め攻撃やバーストアタックなど、一口にDoS攻撃といってもその手法は多様化・高度化しています。また、SSLベースのアタックが増加しているのもサイバー攻撃のトレンドです。このようなセキュリティ対策上の新たなニーズに対処できるのがDefensePro 20シリーズと60シリーズなのです」と説明。

さらに「例えば、SSLアタックを防御する場合、暗号化された通信をいちいち解読・確認して、再び暗号化するという処理を行っていると、そこがボトルネックになってしまい、ネットワーク遅延の原因になってしまいます。その点、我々のソリューションでは『ディフェンスSSL』というテクノロジーによって、各セッションの開始パケットのみ診断することで効率的かつ高速に処理を行えるのです」と、高いセキュリティ性能とネットワークの速度維持を両立していることを強調する。

素早く安定的なセキュリティ性を提供してくれるこのソリューションなら、ビジネスの機会を損なわず、万全の防御を実現できるのである。