• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP
日経ビジネスONLINE Special 週刊日経ビジネスオンライン SPECIAL日経ビジネスオンライン

IT-BCPにおける潜在的なリスクを排除

■ TIS/レノボ・ジャパン
IT-BCPにおける潜在的なリスクを排除
DRサイトに最適なホステッドプライベートクラウドサービスの活用

 東日本大震災より6年あまりが経ち、多くの企業で本格的なIT-BCP対策を行う機運が高まりつつある。IT技術の発展でパブリッククラウドサービスが進化し注目される一方で、リスクが十分に認識されていないケースがある。現実的な解決策として検討したいのが、ホステッドプライベートクラウドサービスだ。

震災から6年、より効果的なIT-BCP対応が進む

TIS 執行役員
プラットフォームサービス本部
プラットフォームサービス事業部長
阿久津 晃昭氏

 東日本大震災直後には、情報システムの稼動を継続するための対策であるIT-BCP(事業継続計画)が顕在化し、その課題を解消する応急処置的な動きとして、「データを遠隔地に保管」「自社サーバールームから外部データセンターへ移設」「基幹システムでの災害復旧(Disaster Recovery:DR)サイトの構築」に取り組む企業が相次いだ。

 あれから6年が過ぎ、より練られたBCPの策定が行われ、システム更改の時期にも達したことで、対策の狙いを明確にした本格的なIT-BCP対応が進んでいる。しかも、システムのオープン化とクラウドコンピューティング技術が発展し、より現実的なコストで効果的なIT-BCPを実践できるようになり、対策に取り組む企業の裾野が広がっている。

 BCPでは、適用する企業の事業内容、ステークホルダー、提供する製品やサービスとそのシェア、社会的責任などの違いによって、求められる対策の内容が大きく異なる。このため、他社が導入した方法をそのまま取り入れても、思い通りの効果は得られない。

 ただし、「BCPの要件がしっかりと定義されれば、IT-BCPの対応自体は現実的なものになります。ITベンダーが多様な製品やDRサービスを提供しており、その中から要件に合ったものを選び、ニーズに合ったシステムを柔軟に実現できるからです」とTISの阿久津氏は語る。

多様なBCP要件を満たすホステッドプライベートクラウド

 基幹業務に適用するシステムを代替するDRサイトを構築する際、採るべきシステム構成の選択肢は3つある。複数の利用者でサービス基盤を共用する「パブリッククラウド」、自社専用の機器調達で構築する「オンプレミス」、ITベンダーのサービス基盤を利用するものの顧客ごとに専有した環境を構築する「ホステッドプライベートクラウド」である。

 これまでは、自社業務の内容に沿ったIT-BCPに基づくシステムをオンプレミスで構築する企業が多かった。ただし、DRサイトの運用や定期的なメンテナンスの負担が大きいことが課題だった。この点を解決するのが、ITベンダーが万全のBCP対策を施したシステム基盤を提供する、パブリッククラウドやホステッドプライベートクラウドである。

 このうちパブリッククラウドは、有事の際に代替システムとして本当に機能するのか、自社の業務をクラウドで運用できるのか、復旧が長引いた場合に実用に耐えうるのか、といった観点から考慮と検証を尽くして選択するクラウド上級者向けである。特に考慮すべきことは、DRサイト側にもクラウドの運用ができる技術者を確保しなければならない点である。IT技術者の不足、特にクラウド人材が枯渇している現状では、人材の確保という別のリスクを負うことになる。魅力的なサービスであっても、活用出来なければその投資は対策しなかったことと同義になってしまう。

 現在は、オンプレミスのシステムがクラウド化しつつある過渡期。このため阿久津氏は、「有事にも専有環境での安定稼働が期待でき、従来の運用を大きく変えずに採用することができる、ホステッドプライベートクラウドを提案する例が多くなっています」という。ホステッドプライベートクラウドならば、DRサイトも含めて管理・メンテナンスはサービス事業者にまかせ、同時にオンプレミスと同様の柔軟性と管理性を実現できるからだ。非常時で現場が大きく混乱をする状況下では、通常はできることもできなくなると考えるべきである。有事の対応の一部をアウトソーシングしておくことで、業務レベル低下の影響リスクをある程度低減できるホステッドプライベートクラウドサービスの活用は、企業にとってリスクを抑える現実的な選択であると言える。

[画像のクリックで拡大表示]

 ただし、これまでITベンダーは、ホステッドプライベートクラウドを提供するうえで、いくつかの課題を抱えていた。十分な性能と拡張性を確保することが困難だったのだ。代替する平時に使うシステムが大規模拡張したときにも、追随して対応できるような柔軟な性能と拡張性がクラウド側にも求められる。さらに近年では、パブリッククラウドと同様の継続的なサービス改善も求められるが、個々の顧客に向けてきめ細かく対応していくことが困難だった。

ハイパーコンパージドシステムで課題を解決

レノボ・ジャパン
データセンターソリューション事業本部
ビジネス開発本部 本部長
星 雅貴氏

 これまでITシステムでは、サーバーとストレージの間をファイバーチャネルケーブルでつないだ3階層システムを利用することが多かった。ITベンダーやユーザー企業が抱えていた課題の多く が、このシステム構成に起因していた。これが、ソフトウェアの技術とx86サーバーのみでシステムを構成するハイパーコンバージド製品を活用することで、こうした課題を解決し、よりシンプルで拡張性のあるホステッドプライベートクラウドを提供できるようになった。

 レノボ・ジャパンは、ホステッドプライベートクラウドを支えるためのハイパーコンパージド製品「Lenovo Converged HXシリーズ 」を提供している。ハイパーコンパージドシステム・ソフトウエアのシェア第1位を誇るNutanix社のソフトウエア と、インテル® Xeon® E5-2600 製品ファミリーを搭載したレノボの信頼性に優れたサーバー「System x」とを組み合わせた製品である。

[画像のクリックで拡大表示]

 Lenovo Converged HXシリーズを活用することで、「シンプルなハード構成と運用管理機能によって、システム構成に際してのユーザーの負担を最小限に軽減できます。小規模なシステムから始め、性能向上や拡張性、サービス改善の要求に柔軟に応えることができるのが特長です」とレノボ・ジャパンの星氏は話す。

お問い合わせ
  • TIS株式会社

    プラットフォームサービス本部 プラットフォームサービス事業部
    プラットフォームサービス営業部

    TEL:03-5337-4379

    URL:https://www.tis.co.jp/

    メールでのお問い合わせはこちら

  • レノボ・ジャパン株式会社

    TEL:0120-68-6200 受付時間:月曜日~金曜日 9:00~17:30(土、日、祝日、5月1日、12月30日~1月3日を除く)

    URL:http://shopap.lenovo.com/jp/

    メールでのお問い合わせはこちら