日経ビジネスONLINE Special週刊日経ビジネスオンライン SPECIAL日経ビジネスオンライン

第1回・社長の「宣材写真」をリニューアルせよ

「どこの社長も言うこと一緒だね」の衝撃

 就活生が2人、いろいろな会社の説明パンフレットを見ている場面に出くわしました。散々見た挙げ句、2人は顔を見合わせてこう言いました。「どこの社長も言っていること同じだね」。

 確かに学生たちは間違っていません。「やりがいのある仕事」「チャレンジできる職場」「地域や社会への貢献」等々、似たような言葉が、どこの会社説明パンフレットにも並んでいます。ちなみに、社長の宣材写真も前出のBEFOREのようなものばかりです。

 もちろん、社長の言葉は間違っていないのだと思います。パンフレットにまさかウソは書かないでしょう。

 しかし、業種が異なっていても、同じに見えるし、言葉も同じに聞こえると学生に言われているのですから、仕方ありません。ここは学生が読み手なのですから、彼らに興味を持ってもらわないといけません。読んでもらえるように工夫しないといけないのです。

 そのためにも宣材写真の刷新です。情報が溢れる今の時代、写真は文書の横にちょこっと添える、食事で言えば“付け合わせ”ではありません。写真はむしろ“メインディッシュ”です。なので、ホームページでもパンフレットでも、社長のいい宣材写真が撮れたら、大きく使ってください。

 その写真でインパクトを与え、「ちょっとほかとは違うな」という感じを受け手に与えられれば、そこで初めて文章も読んでもらえるでしょう。

 ちなみに、ある研究によると、現代社会では、女性は小説などを除くと、600字以上の文章は読まないし、読んでも理解しないという調査結果が出たということです。男性は800字がリミットだそうです。間をとって700字以上の文章を、企業は就活関係のサイトやパンフレットで発信してはいけないということです。ですから、そもそも宣材写真の下に何千字もの社長の挨拶を記すのは御法度です。長文はこまめに見出しで切るといいでしょう。