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第1回・社長の「宣材写真」をリニューアルせよ

宣材写真の刷新=社長のファッション改革

 宣材写真の刷新といっても、ただ撮り直すだけではもったいないです。これを機会に、ぜひとも社長のファッション改革に取り組んでください。

 といっても、そんなに難しいことではありません。ここでは2つのポイントを紹介します。

 ひとつは「サイズ感」。全体的に日本の男性社長のファッションは大きめです。そのほうが楽なのはわかりますが、スーツがダボッと見えてしまいます。そこをタイト目(細見)にし、ピッタリと、文字通りスーツというからにはウェットスーツのように、美しいシルエットになるように着てほしいところです。

 今は安価でセミオーダーできるところもたくさんあります。これを機会にダイエットするのもいいでしょう。ダイエットしてオーダーでつくれば、当然体型の維持にもつながります。

 もうひとつのポイントは、これは女性経営者の方にも伝えたいことですが、どうか自社のコーポレートカラーを大事にして、ファッションの中にも取り入れてください。採用活動で出す宣材写真ならなおさらです。

 「会社のことを誇りに思ってほしい」とは、どの社長も言うことです。ならば、まずは自分たちが自分たちの色を大事にすることです。それだけでも印象は対内的にも、対外的にも変わります。

 もし機会があれば、スタイリストを一定期間付けてください。社内にファッションに詳しいスタッフがいるなら、その彼、彼女に頼むのもいいでしょう。

 僕が参画している、日経BP総研 中小企業経営研究所の「すごサイ(すごい採用プロジェクト)」には、オプションメニューとして、僕が一緒にファッションの買物に同行するサービスがあります。

 新しいファッションが定着するには3シーズン、頑張って意識高くファッション改革し、そのスタイリスト役とともに洋服・小物の買物にも投資しないといけません。3シーズンとは“春夏”“秋冬”、それにプラスしてもう1回“春夏”の3シーズンです。それくらいやって、初めてファッションが安定してくるので、そこまで継続してファッション改革を意識してください。

 「2016年 日経トップリーダー 人づくり大賞 優秀賞」を受賞された、アポロガス(福島市)の篠木雄司社長も、こうしたファッション改革を経て現在に至っています。アポロガスは福島でガスを中心に電気や水道を手がけるインフラ系の中小企業ですが、採用で大成功しています。その源のひとつが、篠木社長のファッション改革です、現場がハードな印象を持たれやすい業種ですが、あえて社長のファッションを親しみやすく、若者ウケするようにしていることは、採用作戦のひとつでした。