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第4回・就活生が集まるピカピカの採用チーム

村尾 隆介 スターブランド共同経営者
日経BP総研 中堅・中小企業ラボ

2018年5月8日(火)

なぜ疲れたオジサンを就活イベントのブースに?

 「正直言うと、ちょっと入りにくいです……」
 就活イベントで、就活生が思わずそうこぼす企業のブース。
 それは……。

 お世辞にも華やかとはいえないオジサンが正面に座っている。
 しかも、座る姿勢もよくないので、余計に疲れて見える。

 ……そんなブースです。
 こうした企業のブースは実際少なくありません。

 疲れて見えるオジサンは、実は人事の責任者だったり、採用担当者だったりするのかもしれません。
 でも考えてみてください。
 ブースにいる人は、その会社の顔です。
 型が崩れてヨレたダークスーツ姿のオジサンをブースに座らせていては、会社の印象はアップしません。

 「でも、そんなもんでしょ? 就活イベントのブースなんて……」と思ったら、あなたの会社は即アウトです!
 就活生と接する社員は若手を中心とした、華のあるメンバーであるべきです。

 就活生は口を揃えてこう言います。「よほど興味がある企業や業種でなければ、まず入りやすいブースに入る」と。

おじさんが座っているブースと、若い社員がほほ笑んでいるブース
おじさんが座っているブースと、若い社員がほほ笑んでいるブース。どちらが入りやすいでしょうか?(イラスト=KAORU GOTO)

例えば、次のような2つのブースがあるとしましょう。

・無愛想な顔をしたオジサンが待ち構えているブース
・学生と年齢が変わらない若いスタッフが、ほほ笑んでくるブース

 出展している企業にもともと強い関心があったのでない限り、就活生が前者のブースを選ぶことはないでしょう。そして、後者のブースが入りやすいと感じて、席に座るでしょう。

 すると……。
 次から次へと就活生がブースにやってきます。
 誰もいないブースには入りにくいものですが、1人でも就活生が先に座っているブースは入りやすく感じます。

 就活生を多く集めている企業のブースは、そんなシンプルなメカニズムで回っているのです。

 人事の担当者や責任者が、オジサンであることは構いません。
 が、ブースに立つメーンのスタッフは、別の人がいい。
 どんな人がいいか? それは、若手中心でリクルートチームを組むことです。