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第5回・「社内大学」をつくり、新卒を魅了する

社内大学をうちもやってみたいけれど・・・・・・

 社内大学成功のポイントは、よくある研修ではなく、あたかも本物の大学のように実施することです。

 会社によっては、毎回の講義をチャイムの音から始めるところまであります。

 その楽しさ、その明るさ、そのデザイン性が就活生を引きつけ、今在籍している若手社員の定着にも効果があります。

 開催は、原則として月1回とし、決まった時間・場所で行うのが望ましいでしょう。

 電巧社の「殻破りカレッジ」は、毎月末の金曜日、プレミアムフライデーの夜に開催しています。

 講義内容は、それぞれの会社次第ですが、定着していない仕事の基本ルールなど社員たちが改めて聞きにくいことを教える「今さら聞けないシリーズ」の講義がある会社は多いです。

 コミュニケーションや英語、貯蓄・資金運用についての講義も多くの会社が用意しています。

 講師は、外部から招く場合と、自社の社員の中でそのテーマに詳しい人が務める場合があります。

 協力会社から講師を招いて、講義をしてもらうと同時に会社同士の絆を強化するのも手です。

 1回の講義は45分程度にしているところが多いです。白バラ大学では「白(シ・ロ)」に掛けて46分にしています。

 会場を華やかに彩ることも大切です。多くの場合、社内にある広めの会議室で行いますが、いつもの会議室のままで開催しても、見栄えのよい写真になりません。就活イベントで配布するときに魅力ある資料にすることを意識しましょう。

 そこで、市村工務店のようにコーポレートカラーで会場を彩ったり、席の並びを椅子のみのシアター型にして、会議室の机を片付けてしまうなど、できる範囲で「いつもと違う」感を出してください。

 市村工務店で実施する「イチカレッジ」では、コーポレートカラーのカーテンやカーペットを用意したり、間接照明を用意したりと、特別感が出るように社員が工夫しています。次の写真のように、受講者に貸し出すペンの色もコーポレートカラーで統一。講師用の水差しの色にも配慮しています。

会場で使うボールペン、講師の水差しまでコーポレートカラーで統一して、特別感を演出する
会場で使うボールペン、講師の水差しまでコーポレートカラーで統一して、特別感を演出する
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