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第5回・「社内大学」をつくり、新卒を魅了する

社内大学を持つ会社はそれだけでニュースになる

 社内大学は、在籍する社員の育成はもちろん、新卒者に“研修の充実度で選ばれる会社”になるための施策としても重要です。

 インターネット百科事典サイト、ウィキペディアにも「企業内大学」という項目があり、社内大学のことが取り上げられています。実例の項目には、有名企業の社内大学がいくつか並んでいます。

 でも、こうした有名企業の社内大学に気後れする必要はありません。

 その規模によらず、社内大学をつくった企業は、こうした有名企業とともに名を連ねることになります。

 そして、社内大学を持つ企業は、持たない企業より採用に有利になることは想像に難くありません。

 社内大学を社外に開放し、地域住民の方も受講OKにすると、新聞などのメディアも取り上げてくれます。

 紹介したイチカレッジも白バラ大学も、一般紙の地方面や地元紙などで何度も掲載されています。

社内大学の開催が地元紙などで表示されると、採用活動には大きなプラスになる。この例は、市村工務店の取り組みを報じた山形新聞2016年10月14日付け
社内大学の開催が地元紙などで表示されると、採用活動には大きなプラスになる。この例は、市村工務店の取り組みを報じた山形新聞2016年10月14日付け
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 このようにメディアで紹介されると、知名度や信用度という点で就活のためにプラスに働きます。

 社内大学を設けることにデメリットはありません。メリットばかりです。

 採用は、入社した社員が定着することで、初めて成功したことになります。

 社内大学は、今在籍している若手社員の定着にもつながります。

 大切に育てられること、学んで成長できることが嫌だと思う人は、どこにもいないのですから。