Special Report 今こそ「クラウド」でコスト分を創出せよ 大改革!変わる金融システム

Special Report 今こそ「クラウド」でコスト分を創出せよ 大改革!変わる金融システム

2018年3月、米アマゾン・ドット・コムが金融事業に参入するというニュースが報じられ、業界に激震が走った。米国内で同社のサイトを利用する小規模ビジネスのオーナー向けにクレジットカードを提供する計画を進めているという。今、ITや流通など、異業種から金融事業への参入が相次いでいる。契機の一つが、2017年5月の改正銀行法の成立。顧客の銀行口座情報を企業が活用しやすくなり、これまで銀行業の専売特許だった決済や送金分野にベンチャー企業が続々と進出している。また、デジタル化やIoTと金融サービスの融合などを背景に、金融サービスの在り方も激変している。今後、金融業界にどのようなゲームチェンジが起きてしまうのか――。

金融機関の構造改革や新しいビジネスモデルの創造を実現するうえで欠かせないのが、AI(人工知能)やビッグデータ、クラウドなどデジタル技術の活用だ。金融業界は他業界に先行してIT化に取り組んできたが、ここ数十年間、逆にそのレガシーなアーキテクチャーが足かせとなっている。

「金融機関を介さず消費者とサービス事業者が直結したビジネス展開が加速する中、旧来のアーキテクチャーでは進化していくサービスの流れの中で取り残されてしまう」と米国マイクロソフトの2017 Microsoft Worldwide Partner Award「Microsoft Country Partner of the Year」受賞企業である株式会社FIXERの代表取締役社長 松岡清一氏は危惧する。

デジタル技術を活用したいが、投資する原資がない――
そんな金融機関の課題に、松岡氏はこう提言する。「クラウドを活用しIT投資の中で大きな割合を占める既存システムの運用コストを削減。そこで創出したコストを攻めのデジタル投資にあて競争力を高めていく“攻めのIT投資”が今こそ必要ではないでしょうか」。

金融変革は待ったなし。攻めと守りの両面でいかにクラウドを活用するか。持続的成長のためのエンジンを生み出す、クラウド活用の最前線に迫る。

脅威となる異業種の参入。金融大競争時代をいかに勝ち抜くか。脅威となる異業種の参入。金融大競争時代をいかに勝ち抜くか。

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