SPECIAL REPORT 化学物質管理の潮流を追う!NEC ProChemist/BM/AS導入事例 - 株式会社イワキ 様
 増加する顧客要求に対応するため、情報入手と集計を chemSHERPA対応の含有化学物質管理システムで実現

写真左から、株式会社イワキ 品質保証本部 本部長 西久保一成氏、品質保証本部 規格対応部 部長 鹿野 雅士氏、 品質保証本部 規格対応部 主管 伊庭義博氏、品質保証本部 規格対応部 淺岡 綜一郎氏、 生産本部 埼玉工場 購買部 購買一課 参事 萱場伸三氏

株式会社イワキ(本社:東京都千代田区)は、水処理、医療、半導体などの分野で使われるケミカルポンプのメーカーとして知られる企業だ。2016年3月に東京証券取引所市場第二部に上場し、同年4月には、創立60周年も迎えている。製品はおもに国内2工場(埼玉県・福島県)で作られているが、アメリカ、ドイツ、中国、台湾、オーストラリアの各現地法人でもノックダウン(現地組み立て)方式で生産中。「アメリカ・ヨーロッパへの輸出が多く、医療機器用のポンプも取り扱っているため、含有化学物質の管理は弊社にとって重要な経営課題でした。国内2工場は、ISO9001に加えISO14001も取得しており、環境対応企業としての歩みも始まっています」と西久保一成氏(品質保証本部・本部長)は話す。

プロセス用途の大型マグネットポンプ、半導体プロセス用途のエアー駆動低脈動ベローズポンプ、小型で高精度な医療用ハイセラポンプ、補助人工心臓用耐久試験装置ラボハート

株式会社イワキが手掛けている高性能ポンプは、あらゆる産業で使われている。
写真は左からプロセス用途の大型マグネットポンプ、半導体プロセス用途のエアー駆動低脈動ベローズポンプ、小型で高精度な医療用ハイセラポンプ、補助人工心臓用耐久試験装置ラボハート。

含有化学物質管理とは、地球環境の保護を目的に、工業製品に含まれる特定化学物質の種類と量を把握・管理する枠組みのこと。その代表格が、EUのRoHS(電気電子機器の特定有害物質使用規制)とREACH(化学品の登録、評価、認可に関する規制)。EU当局への届け出は、素材や部品の供給者が製品メーカーに伝達した情報を製品メーカーが取りまとめて登録する方式。その伝達に使われる国内の標準データフォーマットがAIS(Article Information Sheet)だ。

イワキにとっての課題は、この情報伝達をいかにシステム化するかということにあった。「RoHSやREACHについての情報伝達は2012年から行っていましたが、当時は市販ツール、Microsoft Excel、社印を押した“不使用証明書”の三つを併用する素朴なやり方でした」と、鹿野雅士氏(品質保証本部・規格対応部・部長)。顧客からは「早くAISに一本化してほしい」と言われていたという。

そこで2014年に、専務取締役の指示による[RoHS、REACH対応プロジェクト](R2)を発足し、鹿野氏(当時、技術本部・技術管理部・部長)が中心になり選んだのが、NECの「ProChemist/BM/AS」(プロケミスト)だった。

エクセルに頼っていた属人的な管理からいかにして脱却するか? 「ProChemist」を選んだ理由とは?