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ビジネスを加速する戦略的ワークスタイル変革を提案

働き方改革の負の側面として、「時短」による生産性低下や業績悪化、便乗時短など様々な問題が取り沙汰されている。働き方改革の本来の目的は「時短」ではなく企業の成長と従業員の幸福だ。「Next Working Style Day」では企業の競争力強化をゴールに、従業員が自由にクリエーティブに働くためのノウハウを最新ソリューションとともに解説した。

日時:2018年3月26日(月) 会場:スパイラルホール(東京都港区)

基調講演

個人としての行動が大事な時代
齋藤 精一氏
株式会社ライゾマティクス
代表取締役
齋藤 精一

 「産業構造が複雑化し、横連携が重要な現代では、会社という環境にいても個々がしっかり活動することが重要です」とライゾマティクスの齊藤精一氏は語る。

 最新テクノロジーを取り入れたミュージシャンのステージなど、ライゾマティクスはクリエーティブな活動で注目されてきた。だがCM制作や都市開発など様々な活動に手を広げる中、競合との差異化に悩み、自分自身の存在意義を問い直した時期もあったという。

 「2013年ごろに一度原点に立ち戻って、自分たちは一体何者なのかと改めて問い直しました。そして気付いたのは“前人未到のことをやるのが強み"だということでした」と齋藤氏は振り返る。そこにシフトするために打ち出したのが「ライゾマティクスは個人を尊重する会社」というものだった。

 「会社に属しながら、個人でも動けるような環境が求められているのです」と齊藤氏は新しい働き方を提唱した。

特別講演

ITや制度は働き方を変えない
越川 慎司氏
株式会社クロスリバー
代表取締役CEO
越川 慎司

 「働き方改革は目的ではなく手段。そこを履き違えると失敗します」とクロスリバーの越川慎司氏は警鐘を鳴らす。国内大手企業や米マイクロソフトの役員などを経て、現在コンサルティング会社を経営する越川氏は、多くの企業の働き方改革を支援してきた。

 「実践から学んだのは、ITや制度は働き方を変えないということ。マインドや文化も同時に変えることが成功の秘訣です」と越川氏は語る。そこでは会社の成長と社員の幸せの両立が求められ、社員が納得して働くには、働きがいを感じることが重要になるという。

 「働きがいを感じるのは、周りから認められる“承認"、目標の“達成"、自分の責任で好きなように働く“自由"の3つが満たされたときです。この傾向はどの企業でも変わりません。これらの要求を刺激する策を実行し続ければ、必ず化学変化が起きます」と越川氏は語り、働き方改革にエールを送った。

個人のライフスタイルや意識改革を提案 Next Working Style Nightも開催

写真:BURONICA 吉岡教雄

当日夜には「働き方」を変えるための個人のON/ OFFスタイルを提案するトークショー&ライブイベントが行われた。

モデルの横山エリカさん(写真左)がナビゲーターを務め、ビジネスリーダーのライフスタイルやグルメ、お洒落のトレンドを紹介するトークショーの他、話題のシンガーMichael Kanekoさんのアコースティックライブが行われ(写真右)、会場は大いに盛り上がった。

(会場:Restaurant Bar CAY)

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