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柔軟性、通気性、密着性という特性の塗料

日本海に面し潮風が強いという秋田プライウッド男鹿工場。その木製防音壁が2015年から3期にわたって塗り替えられている。使用塗料は屋外木部用高性能木材保護塗料「キシラデコールコンゾラン」。塗装工事を手掛けるササペン工業では、屋外木部の塗り替え用として前身にあたる旧コンゾランの時代から数えて10年以上にわたって愛用し続ける。

国産材合板工場である秋田プライウッド男鹿工場の敷地周りに、2010年10月に設置された防音壁。高さ3.7m、長さ500m近く。材料には、合板の製造工程で最後に残る「むき芯材」を用いている
防音壁。右は屋外木部用高性能木材保護塗料「キシラデコールコンゾラン」で塗り替えを終えた部分。色は「チーク」を用いた。左に見える残りの部分を塗り終えれば、3期にわたる工事は完了する
道路側から見た防音壁。地元小・中学生の絵画などを全長約300mにわたって展示するため、「潮風ギャラリー」と呼ぶ。年1回は展示替え。2017年版では小・中学生の絵画作品20点のほか、男鹿の風景、祭り、花火大会、社有林の四季を写した写真も展示する

 「屋外木部を塗り替えるときには迷いなく、『キシラデコールコンゾラン』です」。秋田県由利本荘市を拠点に塗装工事業を営むササペン工業代表取締役の佐々木一氏はこう言い切る。

 塗り替え工事を受注した秋田プライウッド男鹿工場の防音壁にももちろん、この屋外木部用高性能木材保護塗料を用いてきた。工区全体は3つに分かれ、2015年10月、翌16年4月、と3期のうち2期分までを終えている。

ササペン工業有限会社
代表取締役
佐々木 一 氏
秋田市や事務所を置く由利本荘市などで塗装工事を手掛ける。秋田プライウッド男鹿工場では機械設備の塗り替えも手掛けてきた

日本海からの潮風受ける立地
著しい色あせに造膜型で対応

 秋田プライウッド男鹿工場の敷地は秋田県男鹿市内。日本海に面するため、潮風の影響を強く受けざるを得ない。一方、市街地側には住宅地が広がるため、10年10月に木製の防音壁を設置した。

 防音壁の塗り替え工事は設置以来初めて。木部の劣化が目立っていたためだ。佐々木氏は「潮風の影響もあってか、色あせが著しく、割れも見られました」と、状況を話す。

 その塗り替えに造膜型の塗料である「キシラデコールコンゾラン」を用いた理由は、仕上がりの良さにある。

 「浸透型の塗料では、木部の汚れを落とし下地をきれいにしないと、黒ずんだ仕上がりになってしまいます。ところが造膜型の塗料なら、下地づくりに手間を掛けなくても、きれいに仕上がります。割れも目立ちません」(佐々木氏)。

 「キシラデコールコンゾラン」との付き合いは長い。屋外木部の塗り替えには、前身にあたる旧コンゾランの時代から10年以上使い続ける。

伸びがあって乗りもいい塗膜
今後も塗り替えに使い続ける

 理由の一つは長持ちする点だ。佐々木氏は「個人住宅で8年ほど前に塗り替えたものでは最近、2度目の塗り替えを依頼されて現地を確認しましたが、急ぐ必要がある状況ではありませんでした」という。

 いまの「キシラデコールコンゾラン」に関しては、塗膜の性質をとりわけ評価する。「塗膜に伸びがあって、下地への乗りもいい」と佐々木氏。それが、仕上がりの良さをもたらすという。

 これらの魅力は「キシラデコールコンゾラン」の塗膜特性に重なる。割れにくい柔軟性、蒸れにくい通気性、膨れにくい密着性、という3つの特性である。造膜型の短所と言われてきた点にメスを入れ、改善してきた。

 「キシラデコールコンゾラン」はこれらに加えて、薬剤成分によって防腐、防カビ、防虫効果を発揮する点や、着色性が良く、既存の屋外木部でも明るく仕上げられる点も、特長に掲げる。塗り替えでの利用を念頭に置いた木材保護塗料と言っていい。

 これまでの仕上がりを、塗り替え工事の発注者である秋田プライウッド男鹿工場ではどのようにみているのか。工場長の大津美智氏は「防音壁は『潮風ギャラリー』として地元小・中学生の絵画を展示する場でもあります。塗り替え後は、色がきれいになって展示中の絵画作品とも調和していると感じています」と、満足そうに答える。

 新築時には屋外木部に浸透型の木材保護塗料「キシラデコール」を用いるというササペン工業。「キシラデコール」シリーズの製品を、使い道に応じて巧みに使い分ける。佐々木氏は「屋外木部の塗り替えには今後も、『キシラデコールコンゾラン』を使い続けていきます」と、力強く話している。

秋田プライウッド株式会社 男鹿工場
秋田プライウッド株式会社 男鹿工場
所在地/秋田県男鹿市
船川港船川字海岸通り2-22-3
敷地面積/8万308m2
施工期間/2015年10月、16年4月
秋田プライウッドは秋田市内に本社を置く国産材合板、フローリング、内装材のメーカー。これらの製造・販売を手掛ける一方、鳥海山麓、雄勝地域、横手地域、3地域で、社有林の経営にも取り組む
木材保護のトータルソリューションパートナー 大阪ガスケミカル株式会社

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