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顧客の課題をトータルに解決する「スマート電力供給」のプロ集団

時代にあわせた電力ニーズの変化に
高度な技術とアイデアで応える

 前身の日新工業社(創業1910年)を含めると、その歴史は明治時代までさかのぼる日新電機。日本の電力黎明期から安定供給を支えてきた電力機器メーカーの一翼として創業以来、その高い技術力で産業界に欠かせない製品を提供し続けている。

 現在は、受変電設備をはじめとする「電力機器」を核に、太陽光発電などの「新エネルギー・環境」、高精細ディスプレイ製造に使われるイオン注入装置などの「ビーム・真空応用」、製品の設置から調整、点検、更新までを担う「ライフサイクルエンジニアリング」といった領域にも業容を拡大。基幹となる電力関連技術を、社会の変化にあわせて柔軟に応用・提供できる点が同社の強みだ。

 中でも近年は、「SPSS®(Smart Power Supply Systems:スマート電力供給システム)」という仕組みの提供に力を入れているという同社。これについて、プロジェクトを担うシステムエンジニアリング部の福岡一郎氏は次のように説明する。

タテヨコ問わず社員の交流も盛ん。切磋琢磨しながらものづくりを追求できる環境

 「現在は小売の自由化、COP21が掲げるCO2削減レベル向上など、エネルギーを取り巻く環境が大きく変化しています。そうした中で、電力の安定供給から省エネ・省コスト、CO2排出量削減まで、多様化するお客様の課題を総合的に解決するソリューションがSPSSです」。具体的には、発電機や太陽光パネル、蓄電池やそれらを制御するエネルギー管理システム(EMS)などを自在に組み合わせることで、プラント・工場、オフィスビル、官公庁など、あらゆる環境の電力使用を最適化することが可能となる。

 SPSSでは自社製品のほか、他社製品も含めた提案を行う。そのため同社のエンジニアには、最適な製品を選択するための幅広い視野と知識が求められる。

 「製品機能に関する理解のほか、市場動向や国の導入補助金制度なども知っておく必要があり、『広く・深く』が求められます。大変ですが、自分の知識や経験がお客様の課題解決に直結する点は、この仕事ならではの面白さですね」と同部署で営業技術を担当する家城早夏氏は話す。

自社の先行導入での経験を
顧客への提案活動に生かす

 同社は、SPSSの提供開始に当たり、自社の前橋製作所で先行導入を行った。同部署で新サービスの企画を担当する明田直樹氏は、その際の環境構築に関わったという。

 「まず、コージェネレーションシステム(ガスを使って電気と熱を同時に供給する設備)を導入し、製作所内で使用する電気と蒸気の一部を賄おうと考えました。その際、私はガス会社や機器メーカーとの打ち合わせや調整を担当。コスト削減額やCO2排出量に関する要望を伝え、製品選定・導入を行いました」。同時に太陽光発電システムや蓄電池、複数の電源・電力機器の稼働を自動的に最適化するEMSも新規導入した結果、電気代などのエネルギーコストは約26%、CO2排出量約8.5%の削減に成功した。同規模であればこれとほぼ同様の効果を、顧客環境でも実現できると同社は見ている。

新エネルギー領域にも注力する同社。2016年2月には、モルディブ共和国で太陽光発電設備などを導入するプロジェクトにも参画した
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 「実は前橋製作所の例は、当社が工場向けのSPSSで想定するフルセットの導入事例。この規模のお客様事例はまだありませんが、社外との調整から設備導入、運用開始後のデータ分析など、得た経験は今後の提案活動に生かせると思います。これから入社される方も、新ソリューションの開始に立ち会える点が、エンジニアとしての貴重な財産になるはずです」と明田氏は言う。

 また家城氏は次のように続ける。「私自身も、SPSSに携わるようになって以来、お客様訪問時に話す内容が電力の話以外にも広がりました。なぜなら、『排熱をどう処理しているか』といった、これまで無関係と思っていた話題も、SPSSでは商談のきっかけになるからです。お手伝いできる範囲が広いため、お客様からも頼っていただける。それが、大きなやりがいにつながっています」。

時流の変化をとらえた
最適な提案ができるエンジニアに

 福岡氏は入社22年目、家城氏・明田氏は7年目だが、いずれもこれまで複数の部署を経験している。これは同社の育成システムである「ジョブローテーション」の一環で、本人の希望をベースに、エンジニアとしての知見を広げることができるというものだ。

 同時に、京都本社内には社員の能力向上と技術継承を目的とした研修施設「日新アカデミー」も設置。製品を使った操作実習をはじめ、同社が有する高度な技術を部門横断的に学べる仕組みも整えている。多様な知識が要求されるSPSSを担当する上でも、不安なく業務を進めることができるだろう。

 「SPSSが実現する『スマート電力供給』は業界・業種を問わず、あらゆるお客様にとっての共通課題。また私たちを取り巻く社会環境は今後も変わるため、最適な仕組みは常に変化し続けていきます。SPSSの市場は限りなく広がっているといえるでしょう」(福岡氏)。例えばIoT(Internet of Things:モノのインターネット)が製造業の現場を変えようとしているように、エネルギーの領域でも新しい提案がどんどん必要になってくるだろう。そうした変化をキャッチアップしながら、新しく最適な仕組みを顧客に提案できるのが、同社のエンジニアの理想像だ。

工場・オフィスビル向けのSPSSの一例
太陽光発電、発電機、蓄電池などの複数の設備をネットワークでつなぎ、EMSによる予測・制御で省エネとコスト最適化、CO2排出量低減を実現する
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 「そうした方向性をともに目指してくれる、やる気に溢れたエンジニアと、ぜひ一緒に働きたいですね」。福岡氏の言葉に、明田氏と家城氏も大きくうなずいた。

Corporate Data
会社情報 【資本金】 102億5,284 万円
【社員数】 連結4,829 人(単体1,815 人)
【設立】 1917年4月
【事業内容】 電力機器事業、ビーム・真空応用事業、新エネルギー・環境事業、ライフサイクルエンジニアリング事業
採用情報 【採用職種】
文系:営業、法務、経理、調達 他
理系:研究、開発、設計、営業技術、生産技術 他
【採用実績大学】 全国国公私立大学
【採用実績学科】 全学部全学科
【勤務地】 京都、群馬、大阪、東京、愛知 他(転勤有)
【2017年入社予定数】 60人
【初任給】
修士卒:234,000円
学部卒:210,000円
高専卒:185,000円  ※2016年実績
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  • 日新電機株式会社
    日新電機株式会社

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