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日経テクノロジーonline SPECIAL

【Special Interview】新基軸のプログラマブルSoC「Zynq-7000」、多彩なソリューションが問題解決のキッカケに

アプリケーションに特化したSoCを効率良く実現できるデバイスとして注目を集めているザイリンクスの「Zynq®-7000 All Programmable SoC」。このデバイスを活用したソリューションを一堂に集めたイベント「X-fest 2015」が、同社の有力代理店の一つであるアヴネット・インターニックスの主催により東京と大阪で開催される。そこでザイリンクスの日本法人で代表取締役社長を務めるサム・ローガン氏に、イベントの魅力について訊いた。

サム・ローガン 氏
ザイリンクス 株式会社
代表取締役社長

パフォーマンスに対する要求レベルが高いインダストリアルやオートモーティブなどの分野では、アプリケーションに合わせて回路を最適化したSoCに対するニーズが根強くある。汎用プロセッサを使って必要な機能を提供するデバイスは実現できるが、機能や性能の最適化、低電力化、高集積化を追求するうえでは専用LSIを開発する方が有利だからだ。ただし、いまやASICを開発すると数億円オーダーの開発費が必要になる。こうした問題を解決するデバイスとして、いま幅広い分野で注目を集めているのが、「Zynq-7000 All Programmable SoC」ファミリだ。ハードウエアをプログラミングできるFPGA(field programmable gate array)とデュアルコアのARM Cortex™-A9 MPCoreプロセッサを一体化したユニークな製品である(図1)。

たとえば画像処理や通信処理などのアクセラレーション・エンジンをFPGAファブリック上にハードウエアとして構成。システム全体は、組み込まれているARM Cortex™-A9 MPCoreプロセッサを使ってソフトウエアで制御することで、高いパフォーマンスと柔軟性を兼ね備えたシステムが素早く実現できる。こうした利点に注目する技術者は、着々と増えており実際に、インダストリアル、オートモーティブ、通信、デジタル家電など、さまざまな分野からの引き合いが増えているという(図2)。

かつてFPGAは基板上のグルーロジック(雑論理)を収容することが主な用途だったが、アクセラレーション・エンジンなど、システムに不可欠なロジックの実装に利用されるようになり、その役割は重要さを増している。「FPGAの進化の中で、プロセッサを吸収するのは自然な流れ。いまや『Zynq-7000 All Programmable SoC』はさまざまな分野で、キーデバイスとして使われるようになりつつあります」(ローガン氏)。

図1. 「Zynq-7000 All Programmable SoC」の回路ブロック図

使いこなすためのノウハウが続々

設計者に多くに利点をもたらす「Zynq-7000 All ProgrammableSoC」の開発に必要なさまざまな設計手法やソリューションを一堂に集めたイベントが「X-fest 2015」だ。主催はザイリンクスの国内代理店を長年に亘って担ってきたアヴネット・インターニックスである。2015年1月30日(金)に品川の東京コンファレンスセンター。2015年2月6日(金)に梅田スカイビル・タワーウエストと、東京と大阪のそれぞれで開催される。テーマは、「最新のFPGA・SoCを使いこなす」。

「Zynq-7000 All ProgrammableSoC」を使った特定アプリケーション向けの設計手法やIoT(Internet of Things)への適用方法などをアヴネット・インターニックスのエンジニアが解説するセッションや、アナログ・デバイセズやマキシム・インテグレーテッドが「Zynq-7000 All ProgrammableSoC」に関連する技術を紹介するセッションなどが用意されている。また、会場のロビーでは、アヴネット・インターニックスのパートナー企業が「Zynq-7000 All ProgrammableSoC」関連ソリューションを一堂に展示する。

キーノート・スピーチでは、ザイリンクス マーケティング部プロダクトマーケティングスペシャリストの査 錚(さ・しん)氏が登場。同社のテクノロジーロードマップなどを説明する。この中で、アーキテクチャが異なる複数のプロセッサコアを統合したヘテロジニアス・コンピューティングなど同社が展開する技術の基本コンセプトも紹介する予定だ。

新たな解決を見いだすキッカケに

ローガン氏は「X-fest 2015 Japan」に対する期待と価値を次のように述べる。「エンジニアのお客様の中には、ご自身が抱える問題とその解決方法を明確に把握していない方も少なくありません。『X-fest 2015』でさまざまなセッションや展示に触れることで、なるほど、こういった解決方法もあるのか、といった新たな『気付き』を感じていただけるのではないでしょうか。しかも、これまで開発費用や開発期間の制約からSoCの開発を諦めざるを得なかった場合でも、『Zynq-7000 All ProgrammableSoC』なら実現できる可能性があります。つまり、『Zynq-7000 All ProgrammableSoC』を知ることで、新たな解決の道が開ける可能性があるわけです。是非、参加して下さい」(ローガン氏)。

図2. 「Zynq-7000 All Programmable SoC」ファミリと主なアプリケーション
最新のFPGA/SoCを使いこなす 「X-fest 2015 Japan」開催 【東京:2015年1月30日(金)/大阪:2015年2月6日(金)】