特別対談 中小企業のITパートナー選び クラウドで人材不足をカバー カギは「サービス志向」のパートナー

IT活用において「人材不足」が中小企業の最大の課題

中小企業のIT活用における課題をどのように見ていますか。

株式会社 USEN ICT事業部 事業部長 青柳 陽一氏
株式会社 USEN ICT事業部 事業部長 青柳 陽一氏

栗山:すでに多くの方が指摘されていますが、やはり中小企業が直面しているのが「人材」にまつわる問題です。中小企業には、専任のIT担当者が不在という会社がたくさんあります。少しPCなどに詳しい方が、本業とIT業務を兼任しているケースがほとんどです。また専任だとしても、いわゆる「ひとり情シス」であるケースも少なくありません。中小企業のIT担当者は、大規模な企業であれば複数のメンバーで手分けしている業務を、ほぼ一人で担っているのです。

青柳:一言でITと言っても、例えば、サーバとネットワークでは必要な知識やスキルは大きく異なります。インフラからアプリケーション、PCなどの端末まで、あらゆるITを一人でカバーするのは簡単ではありません。結果、日々の運用管理を行うのがやっと。業務改善など、積極的なIT活用にまでは手が回らないという状況が生まれています。


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二人目、三人目の情シスメンバーのように解決策をともに考える

USEN、サイボウズともに多くの中小企業を顧客に持っています。人材に課題を持つ中小企業をどのようにサポートしているのでしょうか。

サイボウズ株式会社 執行役員 営業本部長 栗山 圭太氏
サイボウズ株式会社 執行役員 営業本部長 栗山 圭太氏

青柳:当社は音楽放送サービスで得たインフラやノウハウを活かし、世界で初めてFTTHサービスを開始。ネットワークサービスやプロバイダ事業などを展開してきました。そこから発展して、現在は、約2万社のお客様のIT活用を支援しています。ほとんどが中小企業のお客様です。

人手が足りずに困っているお客様をサポートするために、単に製品やサービスを紹介するのではなく、二人目、三人目の情シスメンバーのように、何に困っているかを知り、解決策をともに考えるという姿勢でビジネスを展開しています。

栗山:サイボウズはメーカーですから、直接、中小企業のお客様との取引はなく、USENのような販売パートナーを通じて、製品やサービスを利用してもらうことになりますが、近年、特に注力しているのがクラウドサービスの開発、提供です。インフラへの初期投資や運用管理を必要とせず、サービスとして利用できるクラウドは中小企業との相性は抜群だからです。

青柳:確かにUSENでも、解決策としてクラウドを提案する案件が増えています。とりわけ、サイボウズのビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone(キントーン)」は、多種多様な業務に対応できることもあり、契約数が前年比で450%増となるなど、急激に導入が拡大しています。

栗山:kintoneは、プログラミングなしで、必要なアプリを簡単に作成できます。「顧客管理」「案件管理」「クレーム管理」「日報」「見積書・契約書管理」「交通費申請」など、業種や業務に特化したテンプレートも100種類以上用意しています。料金も1ユーザー当たり月額780円と非常に安価です。

ただ、USENのお客様におけるkintoneの導入拡大は、サービスの強みだけでなく、USENのビジネスモデルがクラウドにフィットしているからだと考えています。これは、USENとのパートナーシップを通じて我々が得た新たな発見であると同時に、中小企業にとっては、これからITパートナーを選ぶ上で重要な指針になると感じています。

※usen「FTTHブロードバンドインターネットサービス」手続きサービスを開始(平成13年6月11日 株式会社 インターネット総合研究所)


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クラウド時代には「サービス志向」のITパートナーが最適

具体的には、USENのどのような点がクラウドとフィットしているのでしょうか。

栗山:端的に言えば「サービス志向」だということです。

USENは、音楽放送サービスの時代から一貫して「ストック型ビジネス」を展開しており、そこから収益を上げるビジネスモデル、サービス利用をサポートする文化や環境が社内に根付いています。ですから、自然と最適なクラウド活用を提案できる。まさに、クラウド時代に最適な中小企業のITパートナーと言えます。

青柳:ありがとうございます。さらにニュートラルな立場で、ネットワーク、ハードウエア、セキュリティ製品などをワンストップで提供できる「マルチサービスベンダー」でもあります。ですから、何にも縛られることなく、市場にある最適な製品やサービスを組み合わせて、課題解決を支援することができます。

栗山:kintoneで言えば、USENは開発もサイボウズのSIパートナーに依頼しておられます。開発会社からすれば、提案やサポートなどのフェーズはUSENに任せ、自身のコアビジネスである開発に特化できるため、ビジネス的なメリットが大きい。自然と優秀なパートナーが集まる好循環につながっていますね。


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kintoneの利用拡大を目指し、新たな取り組みにチャレンジ

USENが手がけたkintoneの導入事例をご紹介ください。

青柳:あるコールセンター事業者様は、対応件数やコール内容をクライアントに報告する業務に課題を抱えていました。従来は表計算ソフトで集計し、メール添付で送付しており、誤送信リスクを抑止したいと考えていたのです。

そこで、我々はkintoneを提案しました。誤送信防止のためのツールもありますが、kintoneを使えば、そもそもメール送信自体が不要になる。クラウド上のシステムにデータを入力し、コールセンター事業者様とクライアントがアクセス権を共有することで、リアルタイムな情報閲覧が可能になるからです。

両社のアライアンスに関する今後の展望や具体的な施策をお聞かせください。

青柳:USENは、音楽放送サービスを通じて飲食や小売りチェーンのお客様と多くの取引があります。これらのお客様は、売上管理や店舗通達など、多くの業務に課題を抱えています。そこにkintoneを提案していきたいですね。サイボウズとともに、チェーン店様向けのセミナー開催も計画しています。もちろん、他の業種のお客様への取り組みも強化していきます。

栗山:いくら優れた製品やサービスを開発しても、それを利用いただけなければ、我々に価値はありません。人材が中小企業のお客様の障壁になっているのなら、その克服までを支援するのが我々のミッション。USENとともに、それを実践していく考えです。


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