ビジネスユーザーにターゲットを絞った事業モデルへのシフトを背景に、NTT東日本ではBPR(Business Process Re-engineering)の取り組みを全社的規模で推進。数多くのプロジェクトに取り組んでいる。同社ではそれらプロジェクトにおける課題管理、工程管理を担うツールとして「JIRA」を導入。タスクの進捗や課題にかかわるステータスなどを標準化された指標で把握できる環境に加え、メンバーの日々の活動の可視化を支援する仕組みも整えた。

NTT東日本ではここ数年来、コラボレーション事業の推進と共に自らがアプローチするお客様ターゲットを大企業から、中堅・中小企業、さらにはSOHOに至るビジネスユーザーへシフトしてきている。「そうした新たなビジネスモデルの実践には、社内の価値観や仕事のやり方、仕組みといったものを抜本的に変革していく必要がありました」と企画部業務改革推進部門 部門長の吉田氏は語る。

こうしたことを背景に、いま同社が注力しているのが全社的規模でのBPRの推進である。その具体的な取り組みとしては、10以上にのぼる新システムの構築。それを基盤とした業務プロセスを展開し、現場への導入・定着を図っていくというものだ。そこでは、30を超えるプロジェクトの実践が予定されており、すでにその多くが進行中である。

同社ではそれらプロジェクトにおける課題管理を行うためのツールとして豪州アトラシアン社製「JIRA」を日本の認定パートナーであるグロースエクスパートナーズ株式会社よりコンサルティングを受け、導入した。

「従来のExcelによるプロジェクト管理では、プロジェクトごとにバラバラになりがちだったタスクの進捗にかかわる管理項目、あるいは課題のステータスといった各種定義を標準化するための基盤が必要でした」と吉田氏はその理由を説明する。

本プロジェクトでは、JIRA上で課題のステータスを標準化。オープンからクローズに至るプロセスをワークフローによって管理している。このときJIRAでは、「オープン」から適正なステップを踏むことなく「クローズ」に遷移できないといった制御も行えるようになっている。

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