柔軟な働き方を実現する「Windows 10 Mobile」

一億総活躍社会の実現に向けて、現在日本企業に求められている「働き方改革」。
その改革を進める中で、ICTを活用した場所と時間を選ばない柔軟な働き方が注目されている。
今回は、「働き方改革」に向けたスマートフォンの活用シナリオについて、日本マイクロソフトの三上氏に話を聞いた。

三上智子氏

日本マイクロソフト 業務執行役員
Windows&デバイス本部 本部長
三上智子氏

Windows 10 Mobileが働き方を変える

Windows 10 Mobileで実現するモバイルワーク 〜機能紹介〜

——はじめに、以前からマイクロソフトが「働き方改革」を推進してきた背景について教えてください。

三上氏弊社では、2011年2月に分散していたオフィスの新社屋への集約を機に「働き方改革」に取り組んでいます。「働き方改革」への取り組みを始めた背景としては、当時の日本マイクロソフトが抱えいた、労働生産性、コスト効率、風土・文化面における課題があります。「働き方改革」を経営ビジョン、社員のマインド、オフィス環境、制度・ポリシー、ICT活用の5つの要素を面でとらえて取り組んできました。

——今回のテーマは、「働き方改革」に向けたスマートフォンの活用の可能性ですが、スマートフォンの活用が「働き方改革」につながるのでしょうか?

三上氏現在、「働き方改革」は一億総活躍社会実現に向けた国の重要な取り組みとなっており、「長時間労働の是正」、「テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方」がアジェンダの中に含まれています。「働き方改革」を実現する一つの要素である ICT活用の一つのシナリオとして、スマートフォンを活用した労働時間の短縮や、テレワークの実践ができると考えています。

——テレワークの実践に、スマートフォンが活用できるということですが、スマートフォンでは通常PC上で行っている作業ができず効率が悪いのではないのでしょうか?

三上氏たしかに、PCとスマートフォンを比べた場合、資料作成などPCを利用する方が生産性は高いと言えますが、企業のポリシーとしてPCを社外に持ち出すことができない場合もございます。
Continuumに対応したWindows 10 Mobile搭載のスマートフォンであれば、スマートフォンの手軽さとPCのように使える生産性を1台の端末で両立させることができます。例えば スマートフォンの画面をテレビや外部ディスプレイに表示し、Bluetooth対応のキーボードやマウスをスマートフォンとつなげて、あたかもPC上でアプリを使っているような操作感で、スマートフォンのアプリを使うことができます。また、Windows 10 に標準搭載の「接続」アプリを利用して、スマートフォンの画面をPC上に表示し、PCのキーボードやマウスから操作を行うこともできます。スマートフォンの画面を外部ディスプレイやPCに表示し、作業している間でも電話の発着信は可能です。

——端末を社外に持ち出すとなると、データの情報漏えいなど、セキュリティ面が気になります。

三上氏まず、 PC上にスマートフォンの画面を表示して利用する場合は、あくまでPCを外部ディスプレイとキーボード、マウスなどの入力デバイスとして利用しているだけなので、PC上にスマートフォンのデータが残ることはありません。万一スマートフォンを紛失した場合のリモートロックやリモートワイプにも当然対応しています。そしてWindows 10 Mobile には、多層防御の機能がOSに標準搭載されています。例えば、指紋認証などの多要素認証、デバイスの暗号化、そして企業データと個人データを切り分け、企業データを企業が許可していないアプリにはコピーができないようにすることなどが可能です。さらに、信頼できるアプリのみの実行や、マルウェアの侵入を防ぐ保護されたブラウザーでのウェブ閲覧など、企業での利用を前提としたセキュリティ機能が実装されています。

——今日のお話で「働き方改革」実現するWindows 10 Mobileの活用シナリオは分かりましたが、実際にWindows 10 Mobileを利用もしくは検討している企業からはどのような感想が聞かれますか?

三上氏お客様からよくお聞きするご要望として、スマートフォンもPCと同じように運用管理したいというご要望があります。現在多くの場合、PCとスマートフォンの運用管理は異なった管理ツールで、別々に管理する必要があります。PCのWindows 10 への移行と同時に、スマートフォンも Windows 10 Mobile に統一し、OSのアップグレード管理も含めて統一したいという声は少なくございません。また、Window 10 で統一することにより、Excelや Wordなどのデータ互換性の担保や、PCとスマートフォンのシームレスなデータ活用にも高い関心をいただいています。
「働き方改革」を実現する上で、PCの持ち出しまでは許可することを考えていない企業において、企業向けにデザインされたスマートフォンの活用により、テレワークの実践や、社外での資料作成を可能にする柔軟かつ効率的な社員の働き方を支援できると考えています。