働き方改革の先進企業が実践!ワークスタイルを変えたPCの選び方(前編)

  • Writer : Motoki Honma
  • Data : 2017/12/4
  • Category : 女性活用、テレワーク

新社屋完成をきっかけに
社内コラボレーションが活発に

以上のような取り組みについて、実際に働いている従業員はどう感じているのだろうか?

株式会社えがお 広報課 リーダー
菊池 美咲氏

同社広報課でリーダーを務める菊池美咲氏は「環境が整っていることだけでなく、実際に制度を活用して、子育てをしながら働く先輩方がたくさんいることは本当に心強いです。今後のことを考えても安心して働くことができます」と話す。

いくら環境や制度が整っていても、周りに気兼ねして利用できないのでは、意味がない。このような制度を当たり前に利用できる企業風土があるということは、働き方改革を推進する上では重要なポイントなのかもしれない。

さらに新卒採用への影響も見逃せない。

株式会社えがお 広報課
村上 広華氏

「やはり、できるだけ長く働きたいという気持ちがあるので、出産後に職場に戻りやすい環境があるのは大きな魅力です。就職活動の折に、社屋を見学して、保育園があることなどを知って入社したいと思いました」と語るのは、今年入社したばかりで、広報課に所属する村上 広華氏。

ここ数年、かつての村上氏のように、女性が働きやすい環境があることを志望動機に挙げる学生が増えているのだという。このことが売り手市場が続く新卒採用において、大きな意味を持つことは言うまでもないだろう。

さて、2014年に本社が新しくなった際に、保育園など、様々な設備が作られたことは先に触れたが、この際熊本市内に点在していた拠点が統合されたのと同時に、執務スペースが個人の座席を固定しないフリーアドレス制になった。これにより、コールセンター以外の部署では、ノートPCを使うことが必須になり、ワークスタイルが大きく変わったと大島氏は振り返る。

「まず会議やミーティングで紙の資料を使うことがなくなりました。またミーティングを進めながら、議事録を作ったり、スプレッドシートに出席者が同時に必要な情報を入力していったり――。会議の事前準備や事後処理の手間は大幅に削減されましたね」

さらに、社内を自由に動けることで、社内コラボレーションが活発になったことも大きなメリットだったという。

「やはり様々な部門のスタッフが横断的にやり取りしたり、プロジェクトを組むということが、非常にやりやすくなった印象があります。元々そういう仕事の仕方が多かったこともあって、業務効率化に大きく貢献していると感じます」(大島氏)

先述のような女性が働きやすい環境を構築する取り組みにおいても、生の声を制度に反映させるために様々な部署の従業員同士のコラボレーションは必要不可欠。つまり、働き方改革を実現するフリーアドレス環境が、働き方改革を推進する下支えにもなっていると言えよう。