「オフィス=作業場」からイノベーションの場へ
モバイルの進化はオフィスの概念を変える

  • Writer : KitamuraDaisuke
  • Data : 2017/08/24
  • Category : テレワーク

オフィスに行く理由はなんだろうか?オフィスにしかない資料、オフィスでしかできないシステムへのアクセスなど、いろいろな理由があるはずだが、クラウドが発達した今、オフィスでしかできない仕事は少なくなってきた。

PCが持ち運べなかった時代、データ入力にオフィスへ戻る営業マンは少なくなかったはずだ。モバイル環境が発達した今では、データ入力、資料作成はモバイル端末でどこでもできる。そんな今、モバイルファーストなオフィスが求められている。パーソナルスペースが用意されたオフィスではなく、コミュニケーションを積極的に生むオープンスペースがあるオフィスだ。

パーソナルスペースはモバイル端末内に存在させ、オフィスは仲間とのコミュニケーションをとって、仕事を円滑に進めるために活用するという働き方も生まれている。また、そのことに特化した共用オフィスサービスも始まっている。個人の利用者だけでなく、企業が活用することで、新たなアイデアやビジネスチャンスを得ることができるのも魅力のひとつだ。

社内ネットワーク整備が、モバイルファーストなオフィスを支える

モバイル端末は、移動とともに持ち運んではじめて真価を発揮する。オフィス内のどこへでもPCを持ち運べて作業できるようになれば、わざわざ会議室まで行かずに、立ち話程度で打ち合わせをする事もできる。プロジェクトメンバーとコミュニケーションをとるのに、WEB会議をうまく使えば、会議をしなくても効率的なプロジェクト運用をしていくことができる。モバイルファーストなオフィスの実現は、自由にどこでも仕事ができるようにオフィス環境の整備をするのが第一歩だ。

企業内通信網(LAN)の従業員規模別構築率

出典:「平成 29 年版情報通信白書」(総務省)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h17/html/H1303000.html

モバイルファーストなオフィスは社員ファースト!

モバイルの導入ばかりを先行して、社員が使いにくいオフィス、導入後の使用ハードルが高すぎて、スタッフ間のリテラシーの差により効率がかえって悪くなることがある。大切なことは全てのスタッフが使いやすいということだ。モバイル導入が向く部門、向かない部門もある。そこを見極めてオフィス改革を進める必要があるため、部分的な導入など小さなオフィス改革から始め、徐々に部門に合わせた改革を進めていくのも効果的だろう。

モバイルの活用が進めば、オフィスの必要性は薄れるように思えるが、「オフィス=スタッフをつなぐハブ」といった新たな可能性が生まれ、効果的で効率的な作業スペースを活用したイノベーションが生まれるだろう。