介護との両立に悩んでフリーランス経理へ転身企業の管理部門強化を「個人」&「チーム」で支える

  • Writer : 株式会社Waris
  • Data : 2017/11/13
  • Category : 女性活用、テレワーク

介護と仕事の両立が突然はじまった
仕事は続けたいけれど・・・

場所や時間にとらわれない、自分の働き方。それを叶えることに大きな意味があるのは、山下さんがフリーランスになったそもそもの背景に関係している。

「ホールディングスで財務として働いていた矢先、ある日突然、父に介護が必要になりました。私の自宅近くで2人暮らしをしていた父と母は共に高齢なので、母ひとりで在宅介護は無理。となると、私は当然サポートしなければならないのですが、じゃあ仕事は休めるの?時間を作れるの?と考えると途方に暮れてしまいました」

そうなって初めて、会社の就業規則をじっくり見たという山下さん。頼みの介護休暇は1家族につき年間たった5日間。それも要介護認定を受けてから使えるものであり、認定には1ヶ月近くかかる・・・その現実に愕然としたそうだ。

山下さんがフリーランスを選んだのは介護が理由だった

さらに、当時在籍していた部署は業務柄、長時間労働になりがちであったため、私生活を理由に早退や休暇を申し出ることに気まずさを感じたと言う。「介護という性質上、両立を公言している人が社内にいない。それから、介護は子育てによる制約に比べてどれだけ続くかなどの見通しがわからない。そんな中で、居心地の悪さや申し訳なさを感じながら果たして会社の仕事に前向きに取り組めるのか。そう考えると、退職しかなかったです」

ただ、働くことはどうしても辞めたくなかったと言う。それは、子育て期に仕事を離れた経験があったからだ。「子育てで仕事のブランクがあり、再就職も苦労した。働きたいけれど働けない状況を経験したからこそ、働くことを止めてはいけないと思ったんです。とくに今の私の年齢では、たとえ介護に目処がたっても、再就職は厳しいとわかっていましたから」

そこで山下さんは、総合職系人材を企業とマッチングする株式会社Warisのサービスに登録した。その後、いくつかの企業から仕事を引き受け、フリーランスで経理を担う今の働き方になった。

顧客先で働く山下さん。スタートアップの顧客が多い

現在は母親にケアが必要になり、外部サービスを上手く利用しながら、通院に付き添うなどの時間を確保している。仕事の時間を自分でコントロールできるため必要な時間を捻出しやすいこと、スマホやノートPCで隙間時間にマメにメールやチャットを確認できることが、両立をスムーズにしていると山下さんは実感している。