リモートワークで「医者がいない村に、医療を届ける。」活動をサポートフルタイムでも、専業主婦でもない第三の選択肢

  • Writer : 株式会社Waris
  • Data : 2018/1/19
  • Category : 女性活用、テレワーク

Facebook Messengerで、安定性の高い、
軽やかなコミュニケーションを実現

Warisから紹介されたのは、「医者がいない村に医療を届ける」という活動指針のもと、アフリカ・スーダンの無医村地域に巡回診療などを提供するNPO法人、ロシナンテスでの広報や資金調達業務だった。ハードワークが当たり前のようになっている国際協力の分野にあって、ロシナンテスは慣習を脱し、労働時間や給与面などで職員の働きやすさに配慮することで、スタッフを「使い捨て」にしない、長く働き続けられる環境を整えようとしていた。

ロシナンテスにとっても、この分野の専門知識と豊富な経験を持つ阿野さんは魅力的な人材だった。こうして阿野さんは、自身の専門だった国際協力分野で、「1日2時間程度、リモートワークをメインに、子どもと過ごす時間を大切にしながら働く」という理想のワークスタイルにたどり着くことができた。

「リモートで国際協力の仕事がしたいと考えていた私にとって、まさに“ドンピシャ”の仕事でした」と語る阿野さんだが、リモートワークは初めての経験。最初は「本当にリモートで意思疎通ができるのかな」と不安もあったそうだ。だが、実際にロシナンテスでの業務がスタートして、その懸念は払拭された。

現在、阿野さんがやり取りをしているのは、ロシナンテスの東京事務所。業務上の連絡には、主にFacebookのMessengerと音声通話を使っているという。ロシナンテスでは、Messengerをメインのコミュニケーションツールとして活用している。メールや電話など、便利な通信手段は他にもたくさんあるが、なぜMessengerなのか。

一般に、発展途上国では、通信環境や電気の供給が不安定なことが多い。そんな状況下で、より確実に、迅速に連絡を取り合うにはどうすればいいか。ロシナンテスの内部で試行錯誤した結果、Facebook Messengerなら、世界中どこでも安定性が高く、トラブルが少ないことが分かったのだそうだ。

安定性に加え、阿野さんはもうひとつ、Messengerを活用するメリットを感じている。たとえば業務上分からないことがあったとき、メールで質問をしようとすると、宛名を書き、「お世話になっております」と導入の挨拶をし、最後の署名まである程度あらたまった表現をする必要があるので、その分工数がかかる。一方、Messengerでは、できるだけ文章を短くしようという意識が働くので、より気軽に、工数もかけず、軽やかに質問をすることができるという。