IoTプレーヤーを束ねて一体化 我々の役目は

いつでもウエルカム、普段通りの姿勢で相談してほしい

――パートナーとはどのような形での“協創”を期待されていますか。

石川氏 パートナー企業はいつでもウエルカムです。かつてのiモードにしても、さまざまな企業がジョインして新しいビジネスが生まれました。つまり、“協創”は我々が得意としてきた分野なのです。ましてやIoTでは、効果的にさまざまなビジネスをつなげていくことがテーマになります。このエコシステムを確立することは、最終的に世の中を豊かにすることにつながるはずです。

 一方で、ある程度ドラスティックな考えを持ったパートナー企業も当然存在します。例えば最近では金融機関を中心にブロックチェーンが注目されていますが、我々にとって分散型の証明技術は未体験ゾーンです。ですからニーズによっては、ブロックチェーンに長けた企業と手を組むことなども考えるべきでしょう。

仲田氏 世の中には、重要なプレーヤーになる可能性のある企業がたくさんあります。現在はセンシングで得た情報を各社が独自に管理・活用していますが、その情報をオープンにして皆で共有したら、さらに役立つ企業が出てくるはずです。

 つまり、1つのビジネスで出てきたデータを流通させることで、いろんな使い方が想定されるのがこれからの時代です。こうしたデータの有効利用がわからない場合は、我々と一緒になって進めることで可能性が広がります。多種多様なチャネルを生かしてほかの企業とマッチングすることもできますし、そうなればより面白いものが出てくる可能性があります。

 今までは運輸は運輸のシステム、食は食のシステム、小売は小売のシステムといったように、それぞれが独立して閉じていました。これらがIoTによってつながり始める土壌が、まさにこれから育ってくるはずです。そこで我々ができるのは、いろんな人たちをつなげていくことです。社会インフラを支える企業として、各企業を横断的に支援できるのは我々の1つの強みだと感じています。

石川氏 IoT技術を上手く活用して、お客様に響く“横串を刺すサービス”をどうやって提供していくか――非常に難題ですが、難しいからこそさまざまなパートナー企業の意見を吸収して、我々の基盤の上で問題を解決するソリューションを提供してほしいと思います。

 今後のIoTビジネスは、オープンな姿勢で臨まないと広がりはありません。ですからパートナー企業にも普段通りの姿勢で来てほしいのです。「こんなことをしたい」「こんな取り組みをしているのだが、ドコモのインフラと組み合わせて上手く見せられないか」――本気で取り組んでいる人は情熱が違いますから、ぜひ“思い”のある人たちに来てほしいですね。

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ドコモ・イノベーションビレッジ事務局
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