あらゆるデータベース処理を最高に動かす Oracleのエンジニアドシステム、Oracle Exadata Database Machine

あらゆるデータベース処理を最高に動かす Oracleのエンジニアドシステム、Oracle Exadata Database Machine

Oracle Databaseのパフォーマンスを最大に引き出す、Oracle Exadata Database Machine――。大規模なデータを高速処理するデータベース向けだけでなく、導入が容易ですぐに使えてコスト効果が高いデータベースとして、世界中の企業で採用されつつある。その躍進の理由と今後の拡張計画について、日本オラクル株式会社 執行役員 山本恭典クラウド・システム事業統括に話を聞きました。

比類なきパフォーマンスゆえに
東証一部上場企業 時価総額上位のうち70%の国内実績

――日本国内でもOracle Exadata Database Machineの売れ行きが好調のようです。

Oracle Exadata Database Machineは、グローバルには2008年、日本では2009年に販売を開始しました。Oracle Databaseはデータベース市場で50%近くのシェアを持ち、以前からのお客さまを含めると、おそらく、東証上場企業のほとんどで何らかの形でご利用されているのではないかと思います。

そのOracle Databaseを載せたエンジニアドシステムということで、海外でも日本でも多くの主要なお客様の重要なシステムにご採用いただいております。具体的には、民間企業では大手銀行、通信、自動車を含む様々な業種で採用され、東証一部上場企業の時価総額上位20社のうちの14社、官公庁では6省庁でOracle Exadataは活用いただいています。また全国47都道府県すべてに設置されています。

――そうした躍進の理由をどのように自己分析されていますか。

総論的に言えば、テクノロジーの面でとても大きな飛躍がありました。エンジニアであればだれでもわくわくするような、これまでになく大きな飛躍です。

私は、8つの理由があったと考えています(図1)。

まず第1に、「最高のパフォーマンス」があります。具体的な数値は実際にPoC(提案検証)でお試しいただけば分かりますが、すでにお使いのお客さまからは「夜間バッチ処理が不要になった」「性能が100倍に向上した」といった声をちょうだいしています。

第2に、事前チューニング済みなので「すぐに速くなる」ことがあります。例えば、ベンチマークテストをされたあるお客さまの場合、チューニング作業に2か月はかかると予期していたのですが、アプリケーションを走らせてみたところ、いきなり目標としていた数字が出てしまいました。実際にはその後にチューニングもかけましたので、最終的なスピードは元々の何十倍にもなっています。

安定性も可用性もきわめて高くDBを統合して管理工数を減らせる

――パフォーマンス以外の点はどうでしょうか。

第3と第4の理由としては、安定性と可用性が挙げられます。

Exadataは、サーバー、ストレージ、ネットワークスイッチ、OS、Oracle Databaseといったコンポーネントを組上げ、事前テストを済ませた状態で出荷されています。これまでのデータベースサーバーではそれぞれを別々に買ってきて組み上げていましたから、大規模なシステムでは動き出すまでに3か月から半年。Exadataなら、お客さまのところに届いてから1週間以内で安定した環境が使えるようになります。

さらに、Exadataならきわめて高い可用性が確保できます。可用性をとことん追求するMaximum Availability Architectureが組み込まれていますから、ミッションクリティカルシステムに求められる短いダウンタイムの要件もすぐにクリアできます。Exadata同士で災害対策サイトを簡単に作ることもできます。

――高パフォーマンスのシステムとなると、運用管理工数が増えてしまいませんか?

実際には、複数のデータベースのインスタンスをばらばらに運用するほうが運用管理工数は増えてしまいます。データベースのバージョンがそれぞれに違ったり、サーバーのプラットフォームがUNIX、Linux、Windowsとばらばらだったりすると、パッチ管理もバックアップも難しくなってしまうものです。

それに対して、Exadataは一つのインスタンス内で複数のインスタンスを隔離しながらセキュアに使うマルチテナント機能を備えていますから、データベース管理者(DBA)や運用担当者の数を大幅に減らすことができます。