超高速&高品質開発の切り札 情報の機密性や相関関係を自動解析し  本番データからテストデータを自動作成

テストデータの作成は品質と工数削減の両立が困難

株式会社システムエグゼ 専務取締役 後藤 清孝氏
株式会社システムエグゼ 専務取締役 後藤 清孝氏

新たなビジネスニーズをITサービスにいかに迅速かつ適切に反映させていくか─。そのためにシステム開発に「アジャイル開発」や「DevOps」といったアプローチを採用したり、「超高速開発ツール」を導入したりする企業が増えている。

しかし、一連の開発プロセスの中で、高速化の流れに乗り切れていないプロセスがないだろうか。テストデータに関するプロセスだ。

主に開発プロジェクトの終盤で、システムが正常に動作するか否かをチェックするためのシステムテストや性能テストなどに用いるテストデータは、その質がシステムそのものの品質を決する重要なカギとなる。
「そのため、本番環境のデータを利用することが望ましいのですが、例えば、金融機関やECサイトなどのシステムでは、個人情報保護の観点から、それは叶いません」とシステムエグゼの後藤 清孝氏は語る。

そこで、テストデータが必要になるわけだが、中にはシステムの処理内容に応じてテストデータを手入力で作成しているケースもある。当然、工数は大きくかさむことになる。プロジェクトごとに簡単なテストデータ作成ツールを用意しているケースもあるが、入力作業を軽減できる程度のものでは、工数の大幅な削減は困難だ。

しかも、先に述べた通りテストデータの質はシステム品質を左右する。このような方法で、本番データに近く、精度の高いテストデータを作成するには限界がある。
「システム品質を保証できるような質の高いテストデータを作成しようとするほど工数が増えていく。この課題を解消しない限り、超高速、かつ高品質なシステム開発はままならない状況です」と後藤氏は強調する。


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個人情報を自動解析して変換 標準カテゴリは31種類にも及ぶ

この課題を解消するうえで有効なのが、システムエグゼの提供するテストデータ生成ソリューション「テストエース」だ。

テストエースは、本番データを基に、個人情報など各種機密情報の変換や匿名化などを行いながら、本番環境と同等かつ安全なテストデータを自動作成することが可能。工期の大幅な短縮と質の高いテストを実現する。

図:テストエースの「個人情報自動解析機能」と「擬似データ変換」

図:テストエースの「個人情報自動解析機能」と「擬似データ変換」

特許取得技術の独自アルゴリズムによりデータベース内にある個人情報を自動的に特定し、あらかじめ用意されている擬似データにて本番データを変換。この機能により「テストデータ作成工数の削減」と「高品質なテストデータ作成」を同時に実現する。

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最大の特徴といえるのが、システムエグゼの特許技術である「個人情報自動解析機能」だ。これは、本番データベース内のデータを自動解析し、個人情報が含まれるカラムを特定するもの。ユーザーは自動解析された個人情報の種別に応じて変換定義を設定するだけで、あとはテストエースが自動的にテストデータを作成してくれる(図)。

例えば「擬似データ変換」を定義すると、本番データに含まれる姓名や住所、郵便番号、電話番号などを擬似データに一括変換することが可能。テストエースがあらかじめ保持している擬似データは31のカテゴリにも及ぶ。

「しかも、テストエースは、氏名の『漢字』と『カナ』、『郵便番号』と『住所』など、本来矛盾があってはいけないデータについては、矛盾がないように配慮しながらデータを作成します」と後藤氏は説明する。

また単に変換するだけでなく、数値や日付を無作為に変換する「ランダム変換」、対象データの指定範囲を「*(アスタリスク)」や「●」などの任意の文字に置き換える「マスキング変換」に加え、商品番号といったユーザー固有のコード体系などにあわせた独自ルールを適用できる「ユーザー定義変換」なども用意されている。

次いで、テストエースのもう1つの特徴が、リレーショナルデータベースの特性を踏まえてテストデータを作成できることだ。

いうまでもなくリレーショナルデータベースでは、各テーブルがデータを参照される側と参照する側の親子関係で構成されている。そうした外部キー制約に基づく参照関係を無視したテストデータを使用しても、システムの稼働が正常かどうかを正確に判断することは難しい。
「テストエースは、データベース内のテーブル間のリレーションを構成情報に基づいて解析し、参照関係の整合性を維持しながらテストデータを作成します。親キー列に対して適用したテストエースの変換設定を外部キー列にも自動的に引き継ぐことができ、ユーザー側での細かな設定作業は不要です」と後藤氏は紹介する。

※注:特許認証第5212980号


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国内企業での導入が拡大 北米市場への進出準備も進む

すでに様々な金融機関やECサイトの運営会社など、多くの企業がテストエースによって、多大な成果を享受している。

例えば、三井住友海上火災保険や楽天生命保険、ほけんの窓口グループなどの企業で、テストデータの作成にかかわる工数削減、システム品質の向上に貢献。また、官公庁や自治体などの公共団体をはじめ、センシティブな個人情報を扱う組織においてもテストエースは頼もしい開発・テスト支援ツールとなっている。

テストエースの機能を生かせば、「本番データ」が存在しない新規構築のシステムのテストにおいても、精度の高いテストデータを生成することができるという声もある。

このような顧客の支持もあり、テストエースは海外にも販路を拡大しようとしている。
「現在、北米向けに英語版の開発を進めており、近くテストエースは米国市場にも進出していくことになります」と後藤氏は明かす。

開発工数の削減やシステム品質の向上を実現する切り札として、テストエースの持つ大きな可能性に今後も注目したい。


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お問い合わせ

株式会社システムエグゼ
マーケティング部
03-5299-5352 
コーポレートサイト:http://www.system-exe.co.jp/
テストエース製品サイト:http://www.testace-utility.com/

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