情熱を持つ若手ITエンジニアへ マネックスグループで一緒に金融の世界を変えてみないか

1999年の創業以来、ネット証券会社のパイオニアとして事業を拡大してきたマネックス証券。近年のブロックチェーンや仮想通貨といった技術革新を受けて、創業者の松本 大氏は「第二の創業」を宣言。2017年10月下旬、自らも同社の社長に復帰し、親会社マネックスグループの社長と兼任することを発表した。すでに「第二の創業」に向けて、基幹システムの内製化と新たなエンジニアの採用など、様々な施策を進めている。こうした背景はどこにあり同社はどこに向かおうとしているのか、積極的に人材採用を進める目的や求める人材像について、松本氏に話を聞いた。

テクノロジー発の発想なくして証券ビジネスの未来はない

——マネックス証券は、これまでもシステムに積極的な投資を行い、様々な開発を行っています。なぜ、ネット証券にとってシステムが重要なのでしょうか。

マネックス証券株式会社  代表取締役社長  松本 大氏

現在の金融ビジネスにおいては、システムやテクノロジーがビジネスの根幹をなしています。ネット証券はサービス・プロバイダーであり、そのコンテンツがたまたま金融商品である、と考えたほうが正しいかもしれません。その意味では、「どのようなシステムやテクノロジーを使って、お客様にサービスを提供するか」が、まさに企業活動の核心であるといえます。

その象徴的な例ともいえるのが、FX(外国為替証拠金取引)です。約15年前、当社は大手オンライン証券会社として初めて、FXのサービスを立ち上げました。それまで、FXは個人投資家には馴染みの薄いものでしたが、分かりやすいインタフェースによるサービスがきっかけとなり、FXの取引量が爆発的に拡大したわけです。FXは一気に市民権を獲得し、今では、日本の個人投資家による取引が世界の3分の2を占めるまでになりました。テクノロジーやサービスアプリケーションの新機軸が、新たなビジネスを創出した好例です。


2017年1月、マネックス証券は、内製化により基幹システムを刷新し、次世代システム「GALAXY」を構築しました。なぜ、基幹システムの内製化に踏み切ったのでしょうか。

当社では昨年まで、基幹システムの開発・運用を外部に委託していました。バックエンドシステムのみならず、インタフェースを含めたフロントエンドシステムも、すべて外部に委託していたわけです。ところが、こうしたやり方ではシステムに変更を加えたくても、なかなかスピーディに実行することができない。例えば、顧客ニーズが目まぐるしく変わるスマートフォン向けのシステムは、インタフェースを頻繁に変える必要があるのですが、外部委託だとどうしても修正、変更に時間がかかってしまうケースがある。証券ビジネスの根幹ともいえるシステム開発をこのまま外部に依存していては、時代に取り残されてしまう。その危機感から、我々は基幹システムの内製化に踏み切ったわけです。

※:「GALAXY」は株式、投資信託、債券、入出金、ポイントサービス、特定口座、NISA口座などインターネット証券で提供している総合的なサービスに対応している基幹システム。これにより、グループ会社の米TradeStation社が開発した投資情報サービス(MONEX INSIGHT)と併せ主要機能はすべて自社で開発・運用することになった。

——「GALAXY」の構築に合わせて、新しい人員を募集しています。その理由についてお聞かせください。

世の中の動きを見ていると、金融機関が考えたネット金融のサービスよりも、ネット企業やエンジニアが考えたネット金融サービスのほうがはるかに面白く、また先進的です。いわゆるFinTech(フィンテック)も、「フィン」から発想するより「テック」から発想したほうが、ビジネスとして大きく成長する可能性を秘めている。そこで、テクノロジーに精通した人材の採用に力を入れていきたいと考えているのです。

従来のシステム開発は、金融機関がサービスを企画し、システム開発会社がヒアリングして要件定義を行うという形で行われてきました。しかし、こうしたやり方では、新しい発想は生まれてこない。むしろ、テクノロジーに精通した人たちが、「このテクノロジーを使えば、こんなことが可能になりますよ。これを生かして、新しい金融サービスを作ってみたらどうですか」と提案したほうが、従来にない新しい発想が生まれる可能性があります。

理想をいえば、我々はプログラマーではなくエンジニアに参加してもらいたい。決められた要件に従ってプログラミングするだけでなく、テクノロジーに対する独自の考えを持ち、自らサービスの内容を考えるようなエンジニア集団を作りたいと考えています。具体的には、ここ1年間で30人、数年間で100人規模の増員を目指しています。


システムの内製化は膨大なビジネスチャンスをもたらす

——内製化のプロセスを通じて、社内の雰囲気も大きく変わったのではないかと思います。どのような変化を実感していますか。

マネックス証券株式会社  代表取締役社長  松本 大氏

1つは、開発部門とオペレーション部門とのコミュニケーションが飛躍的に増大したという点です。システムの仕様を決めるにあたって、若手エンジニアが部長クラスの人間と、直接コミュニケーションをとる機会も増えました。また、外部委託から内製化に切り替えたことによって、以前とは比較にならないほど自由度が広がり、個人投資家のニーズをシステムの仕様に反映するスピードも速くなっています。

当社のエンジニアはお客様の要望をダイレクトに反映し、常に最新テクノロジーを活用しながらシステムを開発することができます。また、営業/企画/コールセンター部門のスペシャリストや多様なストラテジスト、アナリストとのコミュニケーションを通じて、刺激を受ける機会も多いと思います。株式や債券といった商品にも詳しくなり、金融ビジネスへの興味も増すでしょう。

当社での1年の経験は、システム開発会社での3年分に匹敵するといっても過言ではありません。その意味では、若手エンジニアにとってのやりがいも大きいはずです。

——テクノロジーの加速度的な進化により、今後の金融・証券業界はどのように変わっていくのでしょう。

ブロックチェーンや仮想通貨など、近年の技術革新は目覚ましいものがあります。

インターネットが情報の流通についての革命だとすれば、ブロックチェーンは情報の記録方法についての革命です。一方、情報を管理する組織はいまだに大きな力を持ち、国や年金台帳、不動産登記などの巨大なレガシーシステムが存在しています。しかし、今後ブロックチェーンが普及すれば、データ管理に関しては一部の組織による独占状態は崩れ、皆で分担してデータを管理することが可能になるでしょう。

インターネットが登場した時、我々のような業態は「インターネット証券」と言われていました。しかし、今では当たり前のようにインターネットが使われています。同様に、ブロックチェーンが普及してデータ管理の仕組みが変われば、あらゆるサービスが根底から変わることになる。その意味では、ブロックチェーンは巨大な可能性を秘めていると思います。

一方、仮想通貨に関しても、様々な変化の兆しがあります。近い将来、各国の中央銀行は、クリプトカレンシー(暗号通貨)を発行することになるでしょう。すでにスイス・バーゼルの国際決済銀行では、CBCC(セントラル・バンク・クリプトカレンシー:中央銀行暗号通貨)に関する議論も始まっています。いずれは日本円やドルも、デジタル通貨に移行する可能性が高い。そうなれば、商品やサービスの売買も含めて、お金の移動を伴うすべての商品取引のあり方が変わっていくことになります。

——こうした変化を見据えて、今後、どのようなビジョンのもとで経営の舵取りをされるのでしょうか。

今は凄まじい勢いでテクノロジーが進化しているので、システム面での対応の遅れは命取りになります。一方で、法制度は未整備ですから、システムの独自開発がもたらす可能性はまさに膨大です。

我々は、最新テクノロジーを活用することにより、時代の一歩先を行くサービスを提供していきたい。「最新の技術開発を活用して、それを個人投資家に還元していく」という創業以来の方向性は、今も変わっていません。その1つとして、AIの深層学習を活用し、個人投資家向けに証券取引のアドバイスを行うことも考えています。こうしたサービスはノウハウの塊ですから、外部に開発を委託すればノウハウが流出してしまいます。このことも、基幹システムの内製化に力を入れている理由の1つです。


マネックス証券はテクノロジー企業に生まれ変わる

——最後に、若手エンジニアにメッセージをお願いします。

マネックス証券株式会社  代表取締役社長  松本 大氏

今は、テクノロジーの最新トレンドに関わっていないと、ビジネスがたちまち時代遅れになる時代です。従来型の人材は、「現状ではこういう金融規制があるから、その枠内で商品・サービスを提供しよう」と考えがちですが、こうした発想では、今後、お客様を真に満足させるサービスを生み出すことはできない。むしろテクノロジーに精通した人が「こんなことをやってみたい」と提案し、金融ノウハウを持つチームが法的な枠組みを考えたり、行政と交渉したりしながら、新しい金融サービスの実現に向かって努力する。そういう方向にシフトしていくべきだと思うのです。

だからこそ、若手エンジニアには、「会社の主役」として頑張ってほしい。マネックスグループ傘下には全米第5位のネット証券がありますが、ここの社員の6割はエンジニアです。アメリカには面白い技術がたくさんありますから、テクノロジーという共通言語で彼らとコミュニケーションを深め、グローバルに協働しながら、新しい提案をしてほしい。最先端のテクノロジーを駆使して、新しいサービスを作ってもらいたいと考えています。

余談ですが、スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』に、「HAL9000」というコンピュータが登場します。このHALという名前は、IBMのアルファベットを1字ずつ前に出したもので、「時代の一歩前を行く未来のコンピュータ」という含みがあったといわれています。

実は、当社の社名であるMONEXも、MONEYの「Y」を「X」に置き替えたもの。そこには、「未来の新しい時代におけるお金との付き合い方をデザインし、提供していこう」という思いが込められています。

ブロックチェーンや仮想通貨が、お金との付き合い方を変えつつある今、新しいサービスをデザインするために重要なのはテクノロジーです。5年後には「マネックス証券はテクノロジーの会社なのか」と言われるぐらい、会社全体を変えていかなければなりません。

そのためにも、我々には多くの意欲的な若手エンジニアが必要です。「証券、あるいは金融の世界を変える」というエキサイティングな仕事に、ぜひ一緒にチャレンジしていただきたいと思います。


情熱を持つ若手ITエンジニアへマネックスグループで一緒に金融の世界を変えてみないか

マネックス証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会

お問い合わせ

マネックスグループ・マネックス証券採用問い合わせ