変革期に求められるIT環境とは 企業のチャレンジを支えるための連携 デジタル革新にベストな舞台を整える 企業のデジタル革新を強力に支援したい──。そのために必要なIT環境とは──。こうしたテーマを見据えて、国内有数のシステムインテグレーターであるNTTデータと、高信頼ICT基盤の提供で豊富な実績を有するNTTコミュニケーションズはソリューション連携を発表した。2018年4月にオープンするバイモーダルなデータセンター「NTTDATA 三鷹データセンターEAST」を舞台に両社の強みを持ちより、基幹システムのクラウド化からAI活用まで、多種多様な企業のニーズに対応していくという。果たして、どのような連携が実現するのか、両社のキーパーソンに話を聞いた。

高信頼基幹システムの実現からAI活用まで一元的に対応

株式会社NTTデータ 執行役員 ビジネスソリューション事業本部長 佐々木裕氏

──先日、NTTデータとNTTコミュニケーションズのソリューション連携の強化に関する発表がありました。連携強化の背景についてお聞かせください。

佐々木 NTTデータはシステムインテグレーターとして、NTTコミュニケーションズはクラウドやネットワークなどのサービス事業者として、国内有数の実績を持っています。それらを連携させれば、より高度なソリューションをお客様に提供できると考えたことがきっかけです。
 もちろん、これまでもNTTデータとNTTコミュニケーションズは、個々のお客様、個々のプロジェクトにおいて、しばしば一緒に仕事をしてきました。しかし、今回のソリューション連携はもっと面的な取り組み。両社があたかも1つの企業のように一体となって、お客様の課題解決に取り組んでいきます。

森林 私は、最近まで欧州に赴任していたのですが、海外でも両社は様々な場面で連携しています。それでも、もっと連携を強化できれば、より高度なことができると感じていましたし、実際、お客様からご要望を受けることもありました。
 NTTデータとNTTコミュニケーションズがソリューション連携すれば、データセンター、クラウド、ネットワーク、アプリケーション、システムインテグレーション、マネージドサービスなど、企業ITに必要なサービスをフルスタックで提供できます。年々、高度化・多様化しているお客様ニーズに対応するうえで、これほど力強い体制はなかなか見当たりません。

──具体的には、どのように連携していくのでしょうか。

図1 NTTデータとNTTコミュニケーションズ連携イメージ
図1 NTTデータとNTTコミュニケーションズ連携イメージ
NTTDATA三鷹データセンターEASTを中核拠点として連携し、顧客の課題解決に取り組む。AIやIoT活用を支援するためのソリューション開発も進めており、「AIビジネスセンター(仮称)」などを構想中。
(図はクリックで拡大表示できます)

佐々木 NTTデータは、2018年4月に最新データセンター「NTTDATA 三鷹データセンターEAST(以下、三鷹データセンターEAST)」のオープンを予定しています。ここを中核拠点として連携していきます(図1)。
 例えば、三鷹データセンターEAST をNTTコミュニケーションズが提供している企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」のサービス提供拠点とします。Enterprise CloudがNTTコミュニケーションズのデータセンター以外から提供されるのは初めてのことです。他にもグローバルVPNサービス「Arcstar Universal One」、クラウド間接続サービス「SD-Exchange」などのネットワークサービスと直結させたりして、NTTデータがシステムインテグレーションを行うお客様が、これらのサービスをすぐに利用できるようにします。

──そうしたソリューション連携が顧客企業のどのような課題解決につながるとお考えでしょうか。

森林 近年、多くのお客様がAIやIoTといった最新技術を活用したビジネス変革に取り組んでいます。いわゆる「モード2」と呼ばれる領域です。一方、当然ながらビジネスの根幹を支える基幹システム、つまり「モード1」の領域では、クラウド化を検討しつつ、システムをいかに安定的に稼働させるかといったミッションがあります。お客様は、性格の異なる2つのテーマに同時に取り組んでおり、NTTデータもNTTコミュニケーションズも、多くのお客様から相談を受けています。

NTTコミュニケーションズ株式会社 取締役 クラウドサービス部長 森林 正彰氏
 それに対して三鷹データセンターEASTは、モード1、モード2の要求にも十分に応えられる「バイモーダル」なデータセンターサービスを提供できます。例えば、Enterprise Cloudはモード1、モード2で求められる柔軟性、信頼性を備えたクラウドサービスですから、基幹システムのクラウド化要求にも十分に応えられますが、どうしてもクラウド化が難しいシステムがある場合は、三鷹データセンターEASTのハウジングを活用するという選択肢もあります。隣にはEnterprise Cloudがありますから、密接なデータ連携が必要なシステムがあっても、ハウジングとクラウドを柔軟に選択し、組み合わせて利用することが可能です。
 加えて、SD-Exchangeを利用すれば、Amazon Web Servicesなどの外部クラウドとも容易に連携することができるうえ、NTTコミュニケーションズは、VMware社との協業によって、オンプレミスのVMware環境とクラウドがシームレスに連携できる環境の実現を進めています。また、マルチクラウド環境の可視化・統合管理を実現する「Cloud Management Platform」などのソリューションもあり、これらを活用することで三鷹データセンターEASTは、どんなテーマにも柔軟に対応可能なIT環境をつくり上げることができます。

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