働き方改革のための、IT基盤の運用自動化への挑戦

ネットワールド SI技術本部 仮想基盤の魔術師 海野 航 氏

ネットワールド
SI技術本部
仮想基盤の魔術師

海野 航

ネットワールド
SI技術本部
ソリューション
アーキテクト

工藤 真臣

ネットワールド SI技術本部 ソリューションアーキテクト 工藤 真臣 氏

ネットワールド

革新的なIT基盤製品のソリューション・ディストリビューターであるネットワールドは、自社が取り組む働き方改革の事例を紹介した。クラウドやAI(人工知能)、仮想化など最新のテクノロジーを駆使していることが大きな特徴だ。

翌日のセミナーの準備に伴う長時間労働からの脱却を目指す

 ネットワールドでは、顧客向けにソリューションを実体験するハンズオンセミナーを毎日のように実施している。このセミナーで利用するシステムは、仮想化環境である「VMware」の上に展開しており、セミナーごとに環境を構築し直す必要がある。担当者が前日に、セミナーで利用する環境を構築しているのだ。

 環境構築に必要な作業は大きく分けて、①ハンズオン環境の展開、②ハンズオン環境の起動と割り当てIPアドレスの確認、③接続確認──の3つで、それぞれ20~30分、15~60分、15~20分を要する。当日のセミナーが終わらないと翌日の準備に入れないため、担当者は残業することが避けられない状況だった。

 働き方改革の一環として、同社は最新のテクノロジーを駆使することで、この状況の改善に乗り出す。ソリューションアーキテクトの工藤真臣氏は、この決断を次のように評する。

 「クルマの自動運転が実現できるのですから、ITシステムの運用管理も自動化が可能になるのではないかと考えました」

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ユーザー・インターフェースには音声認識以外にもAmazon Dash Buttonやスマホアプリを使うことができる

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音声による対話だけで環境を構築する仕組みを開発

 自動化の仕組みを開発したのが、「仮想基盤の魔術師」の肩書を持つ海野航氏だ。同氏は「インフラを知らなくても手作業を伴わずに、好きな時に、好きなだけ必要なリソースを手に入れられる環境を構築しようと考えました」と語る。

 これを実現するために、ユーザー・インターフェースにはAIアシスタントのクラウドサービス「Amazon Alexa」を利用した音声入力を採用。音声による対話で設定内容を確定した上で、AWSおよびMicrosoft Azureのクラウドサービスと連携して、オンプレミス(社内運用)で稼働しているVMwareの環境を自動的に操作する仕組みだ。これによって、環境構築に要する時間を約20分に短縮。セミナー 1回当たり残業時間を1時間以上削減するという成果を生み出した。音声認識以外には、Amazon Dash Buttonやスマホアプリからの展開も可能である。同社は、ここで蓄積したノウハウを活用して、働き方改革を推進するための基盤を顧客に提供していく計画だ。

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