「新しいビジネスのかたち」を担う Hewlett Packard Enterpriseが誕生

Fact

顧客の成功にフォーカス 日本の分社は世界に先行

緑の小さい箱には三つの意味が込められている。フォーカス(注力)、パートナーシップ(協業)、そしてバイタル(活力)である。11月に誕生した新会社「Hewlett Packard Enterprise」(日本法人は日本ヒューレット・パッカード)はこれら3点を大事にしていく。

新会社はエンタープライズ専業であり、顧客企業の成功にフォーカスする。小さな箱はその姿勢を示している。箱の中の空白は、Hewlett Packard Enterpriseが顧客のパートナーであることを意味する。すなわち、中心に立つのはあくまでも顧客である。ロゴと一体になったHewlettの文字はtがつながっている。新会社が顧客との「つながり」を大切にしていることを表現した。緑色は「バイタルグリーン(活力の緑)」であり、顧客の成長をイメージしている。

Hewlett Packard Enterpriseは旧ヒューレット・パッカードが分社して誕生した。パソコンやプリンターなどパーソナル向けの部門はHP Inc.(日本法人は日本HP)となった。日本では世界に先駆けて8月1日から分社、エンタープライズ部門を継承した日本ヒューレット・パッカード株式会社と、パソコン・プリンター部門が独立した株式会社日本HPがそれぞれ活動している。分社したとはいえ、同じルーツを持つ両社は強固に連携しつつ、ビジネスを進めていく。

日本では2015年8月1日より2社体制に

Reason

変化をリードする企業へ 最善の判断を最速で下す

エンタープライズ事業部門とパーソナル事業部門がそれぞれの顧客にフォーカスした最善の判断を最速のスピードで下せるようにすること。これが分社した理由である。エンタープライズ顧客と個人顧客のいずれも、より良い商品やサービスをいち早く手に入れたがっている。

というのもエンタープライズと個人が相互に影響しあい、互いに競争のレベルを高めていく関係になりつつあるからだ。新しいテクノロジーの発達によって、個人が得られる体験のレベルが上がり、同時に消費者が商品やサービスを選ぶ基準のレベルも上がった。これに伴って企業はより激しい競争を余儀なくされている。

しかもテクノロジーを駆使した個人や新興企業がアイデアを素早くビジネスに換え、既存企業を脅かしつつある。優れたアイデアをいち早く市場に持ち込むものが勝者になる、これを"アイデアエコノミー(The Idea Economy)"と呼ぶ。こうした時代にテクノロジー企業が顧客からパートナーとして選んでもらうには、アイデアエコノミーに相応しいスピードで活動し、顧客と一緒に変化をリードできる存在にならなくてはならない。

Hewlett Packard EnterpriseとHP Inc.はアイデアエコノミーに挑む企業とアイデアエコノミーが生み出す新しい体験を楽しむ個人、それぞれにフォーカスしたイノベーションとサービスを提供していく。

アイデアエコノミー時代のIT企業の使命

Focus

アイデアを生み出し、大きく育てる 「新しいビジネスのかたち」を提案

アイデアエコノミー時代に顧客が勝ち残るには、New Style of Business(新しいビジネスのかたち)への移行が必要になる。それを支援するためにHewlett Packard Enterpriseは四つのフォーカス分野を定義した。「データ指向経営の推進」(Empower)、「ワークプレース生産性の向上」(Enable)、「ハイブリッド・インフラへの変革」(Transform)、「デジタル・エンタープライズの保護」(Protect)である。

Empowerとは、ビッグデータソリューションとビッグデータ時代に合ったデータの保存・管理の在り方を提示し、データに基づく意思決定を支援すること。Enableとは、企業とそこで働く人々の生産性を高める「モビリティ・ファースト」のソリューションを提示すること。すなわちワイヤレスを前提としたコミュニケーションの充実である。これら二つにより、新しいアイデアを生み出し、推進しやすくなる。

アイデアをビジネスに換えることができたら、そのビジネスを広げていかなければならない。それにはビジネスを支えるITのインフラを「ハイブリッド・インフラ」へ変革(Transform)し、パブリッククラウドやプライベートクラウド、そして既存システムを併存させる必要がある。Hewlett Packard Enterpriseはハイブリッド・インフラを実現するための製品とサービスを届けられる。

New Style of Businessにはこれまで想像しなかった脅威が潜む。Hewlett Packard Enterpriseは総合的なセキュリティソリューションのポートフォリオによって、企業の活動を保護(Protect)できる。

New Style of Businessを支える HPの4つのフォーカスソリューション

以上の4分野にHewlett Packard Enterpriseと日本ヒューレット・パッカードはフォーカスし、New Style of Businessのパートナーを目指す。同社自身、さまざまな課題と悩みを抱え、解決してきた。長年積み重ねてきた知見やノウハウをソリューションやサービスに埋め込み、顧客に提供していく。