英語は転職に有利!?グローバル採用の実態調査-採用担当者のホンネ 中途採用の実態調査


調査概要
DODAエージェントサービスに登録した約34万人(2013年度)のデータと、実際に転職した約1万人のデータ、さらにDODAが保有する約33万件(2005~2014年3月末現在分)の求人情報から、「英語力と転職成功率の関係」と、「企業が求めている英語力」を調査。英語力は本当に転職に有利なのか、転職市場の最新動向をチェックしてください。
「転職成功率」は2013年度中にDODAエージェントサービスに登録し、同年度中に実際に転職した方の割合で算出。
目次

【転職成功率:全体】TOEIC®テストを受けている人が1.23倍高い

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TOEIC®テストを受けていない人の転職成功率を1とした場合、受けている人は1.23倍という結果になりました。やはり、英語力は転職に有利という結果に。中途採用の求人の中には「TOEIC®テスト700点以上必須」など、英語力を必須条件にしている求人もあります。英語が堪能なビジネスパーソンが珍しくない時代ではありますが、転職において、英語力がプラスの評価につながっていることは変わりないようです。

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【転職成功率:男女別】英語スキルが有利なのは女性の方

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男女別に見ると、TOEIC®テストを受けていない人の転職成功率を1とした場合、受けている人は、男性が1.22倍、女性は1.26倍と、女性の方が高い結果になりました。これは、金融や貿易などの事務系専門職や、翻訳・通訳など英語が必須となる職種の女性就労者の割合が多いことが影響しています。また、ダイバーシティを推進している外資系企業において、語学力が必要となるポジションで女性の転職が増加。このような流れからも、女性の方が英語力は転職に有利になっていると言えそうです。

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【転職成功率:年代別】30代が最も英語スキルが有利という結果に

年代別に見ると、TOEIC®テストを受けていない人の転職成功率を1とした場合、受けている人は、20代が1.21倍、30代は1.41倍、40代以降が1.11倍となりました。20代は、全体の平均(1.23倍)とほぼ同じ。30代が突出して高く、40代は全体平均よりも低い結果です。ここ数年の急速なグローバル化を受け、新卒の就職活動前にTOEIC®テストを受ける学生が増えるなど、20代の英語に対する意識は高まっています。しかし30代のビジネスパーソンが学生のころは、TOEIC®テストを受ける人はそこまで多くはなかった時代で、今、英語力のある30代の人材が社内に不足していることが考えられます。そのため、30代が最も英語スキルが有利という結果になったといえそうです。

転職市場において求められるのは、即戦力として活躍できる人材。40代以降は特にその傾向が強くなり、英語力に関しても、TOEIC®テストの点数よりも、実務経験がどれだけあるかということが重視されます。今回のデータは、1.11倍という数字になっていますが、これは英語力が評価されていないということではなく、TOEIC®テストの点数だけではないスキルや経験が求められている結果でしょう。

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【転職成功率:職種別】金融、メディカル、続いてクリエイティブ、企画・事務が転職に有利

職種別に見ると、TOEIC®テストを受けていない人の転職成功率を1とした場合、受けている人は、金融専門職とメディカル系専門職が1.68倍、モノづくり系エンジニアが1.65倍、クリエイティブが1.48倍、企画・事務が1.38倍、建築・土木系エンジニアが1.33倍、販売・サービスが1.25倍、営業系が1.09倍、IT系エンジニアが0.86倍となりました。

金融専門職は、日常的に海外マーケットを相手にしますし、メディカル系専門職は、メディカル業界自体、外資系企業が多く、社内でも英語を使うケースがあります。モノづくり系エンジニアは、日本から海外へ市場を拡大するメーカーが増加しているため、必然的に英語が求められるように。このような特性から、この3職種は、TOEIC®テストを受けている人の方が転職成功率は1.5倍以上高い結果となっています。

一方で、IT系エンジニアは、TOEIC®テストを受けている人の方が転職成功率は低いという結果に。ただしIT系エンジニアも、海外の事例を知っておくことが、製品やサービスを生み出すヒントになることもあるので、決して英語力が不要なわけではありません。今回のデータは、英語力よりも、専門的な技術の知識や経験がより重視されている結果が表れたと言えそうです。

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【求人推移】英語力が必要な求人は減少傾向が続く

求人の動きも見てみましょう。2011年まで上昇を続けた「英語力が必要な求人」の割合は、2012年から減少傾向が続いています。初級レベル(簡単な読み書きや会話ができる)は2011年が59%、2012年は56%、2013年は53%、そして2014年(1~3月)は48%に減少。上級レベル(ビジネスにおける商談・交渉ができる)も2011年が29%、2012年は27%、2013年は26%、2014年は22%となっています。

これは、「グローバル採用の実態調査2013」でも解説したように、景気回復の影響で求人数自体が大幅に増えていることや、英語は入社後にも身につけられるスキルなので、それよりも職種の専門性やマネジメント力などを重視する企業の増加が影響していると思われます。2013年も同様の傾向でしたが、2014年はこの流れが加速。最近は、英語がある種、当然のスキルになってきているので、あえて英語力を必要条件として出さない求人も増えています。

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【まとめ】英語力を客観的な数値にしておくことが差別化に

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DODAエージェントサービスに登録したビジネスパーソンのTOEIC®テストの受験状況を見てみると、受けたことがある人は全体の21%という結果になりました。3年前の18%と比較して受験者の割合は増えてはいますが、TOEIC®テストを受けている人の方が転職成功率は高いという現状の中、実際に受けている人はまだ少ない状況。英語力は、実務上、日常的に英語を使っていたかどうかも評価されるので、TOEIC®テストだけがすべてではありませんが、転職においてアピール材料になるので、定期的に数値化しておくことは、転職活動での差別化ポイントと言えます。

今や、英語は「あって当然」のスキルになってきているので、転職市場で英語力を求められなくなることは考えられません。ただし、英語ができれば転職できるという状況ではないですし、英語力よりも専門性やマネジメント力など、ほかの能力が重視されるケースもあります。だからこそ、英語力はTOEIC®テストなどの客観的な数値で明確にしておきながら、応募先企業が必要としている経験やスキルを身につけることを意識してください。

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