イクメン推進シンポジウム2016開催 イクメンが日本の働き方を変える

10月18日、育児を積極的に行う男性=「イクメン」を応援し、働きながら安心して子育てできる労働環境の整備推進について話し合う「イクメン推進シンポジウム」が開催された。「イクメン企業アワード2016」や「イクボスアワード2016」の表彰式などが行われた。

男性の育児休業取得促進には不可欠!
「イクボス」の存在

 ここ数年で「イクメン」という言葉は浸透し、仕事も子育てもどちらも充実させたい、楽しみたいという男性が増えている。

 しかし、厚生労働省の調査によると、2015年度の、男性の育児休業取得率は2.65%。また、3歳未満の子どもを持つ20~40代の男性社員のほぼ3人に1人が、育休を取りたくても取れない現状があると答えている。

 その理由の一つに挙げられているのが、制度を利用しづらい職場の雰囲気。イクメンたちの上司や管理職の旧態依然とした意識が、ボトルネックになっているのだ。

 とはいえ、一方でワークライフバランスを経営戦略と捉えている企業は8割以上に及ぶ。小池百合子東京都知事によるイクボス宣言や、安部政権による「働き方改革実現会議」の設置など、男性の育児参加の社会的機運は高まっている。

 今企業が行うべき取組の核は、育児休暇を取得しやすい風土づくり=管理職の意識改革だ。部下の仕事と育児の両立を支援する管理職=「イクボス」を一人でも多く増やしていくことで、2020年度までに男性の育児休業取得率を13%に引き上げるという政府目標に近づけるかもしれない。

ワークライフバランスを経営戦略と捉えている企業は着実に増加

8割以上の企業が
ワーク・ライフ・バランスを
経営戦略として推進

  • 76.0
    %
  • 76.4
    %
  • 83.5
    %
  • 2012
  • 2014
  • 2016

一般社団法人 日本経済団体連合会
「人事・労務に関するトップマネジメント調査」より

TOPICS

イクメンを推進する企業が知っておきたい
「得する制度」

2016年度新設

出生時両立支援助成金

男性労働者が育児休業を取得しやすい職場風土づくりのための取組を行い、
男性労働者に一定の育児休業を取得させた事業主に助成。

支給対象

子どもの出生後8週間以内に開始する連続14日以上(中小企業は連続5日以上)の育児休業

*過去3年以内に男性の育児休業取得者(連続14日以上、
中小企業は連続5日以上)が出ている事業主は対象外

*支給対象となるには、1年度につき1人まで

支給対象支給額

中小企業
取組及び育休
1人目 60万円
2人目以降 15万円
大企業
取組及び育休
1人目 30万円
2人目以降 15万円

IKUMEN PROMOTION SYMPOSIUM 2016
イクメン推進シンポジウム開催

 10月18日に、都内で開催されたイクメン推進シンポジウム。厚生労働省の挨拶を皮切りに、男性の仕事と育児の両立を積極的に促進し、業務改善を図る企業を表彰する「イクメン企業アワード2016」と、イクメンを推進していく上での模範となる管理職を表彰する「イクボスアワード2016」の表彰式、さらに、イクメン企業アワード2016受賞企業と有識者を交えたパネルディスカッションが行われた。

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イクメン推進シンポジウム2015

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