Vol.04 不動産コンサルティング

不動産の奥深さに魅せられ
日々進歩し続ける専門家

高い専門性で
お客さまの課題を解決する

唐橋 企業の大きな決断に関わるからこそ、心を動かす提案でなければならないということですね?

乙黒 そうですね。そうした観点で振り返ってみると、ある大手メーカーの工場跡地を商業用地として貸し出した案件を思い出します。広大な敷地がほとんど活用されておらず、当行も過去10年間、継続して売却や賃貸の提案をしていたお客さまでした。

唐橋 ただ、お客さまのほうには売却する意思はなかった?

乙黒 はい。資金も潤沢で、土地を資金化する必要性を感じていらっしゃらなかったんです。また、一度貸してしまった土地は簡単には転用できませんので、貸し出すということも毛頭考えていなかったんですね。ところが、J-REITなどの投資商品が登場し、普及したことで、不動産に投資する人々が現れたことが転機になりました。賃貸にして活用することで不動産の流動性が高まり、M&Aなどで資金が必要になったときには、投資法人にいつでも売却して資金調達できる状態をつくれるようになったのです。

唐橋 流動性が高まり、地代も毎年入る。ただ保有しているよりも、有効活用ができる状況になったのですね。

乙黒 そうなんです。そうしたメリットをお伝えしたところ、非常に高く評価していただき、テナントの募集から契約まですべてを任せていただくことができました。これまでの担当者が長らくお客さまとの信頼関係を築いていたこと、さらに法整備によって土地活用がしやすい時代になったこと。そして、その変化を逃さず、お客さまも気づいていなかった不動産のポテンシャルを提示できたこと、それらすべてがうまく噛み合ったことが結果に結びつきました。私自身にとっても非常に勉強となった、大きな経験です。

唐橋 不動産活用の大きな絵を描くところから、こまやかな調整、契約条項の推敲まで、お仕事の内容も多岐にわたりますね。

乙黒 私たちは不動産の専門家ですが、専門知識さえあればいいというわけではありません。常にお客さまのことを考え、悩みや疑問に全力でこたえる姿勢を持つことを大切にしています。

たゆまぬ勉強で
幅広い知識を身につけて

唐橋 昨年4月からは、管理職としてマネジメントにも携わっていますね。

乙黒 はい。まだ子どもが小さいので、かえって迷惑をかけてしまうことが多いのではないかと心配していましたが、大きな問題もなく、チームメンバーと協力しながら仕事を進める面白さを感じています。部下から学ぶことも多く、新しい気づきも多いです。互いに学び合う関係性をつくれたらいいですね。

唐橋 乙黒さんを中心に、明るい雰囲気でお仕事をされているんだろうなということが伝わってきます!

乙黒 子どもの急な発熱などで休まざるを得ないこともありますが、チームの理解があるからやっていけます。モットーは、明るく、楽しく、元気よく。

唐橋 パワフル! でも仕事と育児と、息つくひまもないですね。

乙黒 夫も家事・育児をしっかりしてくれますし、両方の母の絶大な助けもあるのですが、それでもなかなか一人の時間はとれませんね(笑)。娘2人はやっぱりママにべったりなので。でも、寝かしつけのあと、夜に目が覚めたら、資格の勉強をしていますよ。

唐橋 不動産に関する資格ですか?

乙黒 不動産証券化マスターの資格です。不動産を流動化、金融商品化するときに必要な知識を学んでいます。

唐橋 資格取得によって、また仕事の幅が広がるわけですね?

乙黒 長らく不動産コンサルティング部に在籍していますが、いずれは信託銀行の不動産部門だからこそ扱える不動産投資や証券化に関わる仕事もしてみたいと思っています。他部署での経験も積むことで、よりスキルを高めていけたらいいですね。

唐橋 不動産ひと筋で経験を積んできてもなお、たゆまぬ努力を続けていらっしゃる。

乙黒 お客さまの悩みは多種多様で、経験したことのない案件もまだたくさんあります。たとえば、商業施設やオフィスビルだけではなく、サッカー場やコンサートホールの建設に関する問い合わせなどもあるんですよ。経験がないからと尻込みするのではなく、なんとかしてお客さまの期待にこたえたい。その都度、調べたり、専門家の教えも請いながら、必死で対応しています。

唐橋 謙虚に学び続ける姿勢に感銘を受けました!本日はありがとうございました。