Vol.05 社会政策コンサルティング

誰もが安心して暮らせる社会へ
頭脳集団の最前線を探る!

連載最終回となる今回、フリーアナウンサーの唐橋ユミさんが訪れたのは、〈みずほ〉の頭脳ともいうべきシンクタンク。社会政策の最前線を切り拓く女性に話を伺った。

日諸恵利さん

2010年みずほ情報総研株式会社に入社。大学院では都市政策、地域活性化をテーマに研究をしており、入社後は社会政策コンサルティング部にて、医療機器、医薬品、再生医療、ヘルスケアサービスなど医療分野のコンサルティングに携わる。現在、同部チーフコンサルタントとして活躍中。

唐橋ユミさん

福島県喜多方市出身。実家は酒蔵を経営。高橋圭三氏主宰の圭三塾で学び、テレビユー福島に契約社員として入社。朝の情報番組や夕方のニュースを担当する。三桂に所属し、在京キー局の番組に出演している。現在、TBS「サンデーモーニング」にレギュラー出演中。

多岐にわたる分野で
ミッション達成を目指す

唐橋 社会保障のなかでも、主に医療産業に関わる分野を専門になさっていると伺いました。具体的には、どのようなお仕事が中心になりますか?

日諸 医療機器や医薬品、再生医療、ヘルスケアサービスなどのテーマで、新規産業の創出や企業の海外展開支援などを行っています。取引先は官公庁から民間企業まで、多岐にわたります。

唐橋 ひと口に医療産業といっても、非常に幅広いですね。

日諸 そうなんです。ちょっと意外なところでは、日本酒の海外展開の案件にも携わっていたんですよ。ヘルスケアには健康的な食事も含まれる、ということで。酒は百薬の長ともいいますしね(笑)。

唐橋 お酒好きとしては、海外においしい日本酒が広まっていくのはとてもうれしいです! 海外展開支援では、どんなことを?

日諸 海外市場の調査や、現地でのパートナーの探索、プロモーション戦略の立案や輸出入にあたっての調査などを行います。さまざまな品目を扱いますが、基本的なメソッドには共通する点も多いですね。

唐橋 最もやりがいを感じるのはどんな部分でしょう?

日諸 医療機器の例ですと、日本のメーカーは中小企業が中心。ものづくり力は非常に高い半面、海外のジャイアントメーカーと比較すると知名度、ブランド力では引けを取る部分があります。そうした状況で、日本製品のよさを伝えるためにはどんな戦略を立てたらいいか。目指すべきゴールを設定し、その目標に向かって皆を巻き込んでいくことが必要です。

唐橋 関わる全ての人が足並みを揃えて進むには、皆さんが納得できる共通の目標が不可欠ですよね。手腕が問われますね。

日諸 ええ。水が流れるように全員の理解形成が進む、なんてことはなくて、やはり時間と手間をかけてつくり上げる必要があるんですよね。ただ、プロジェクトの立ち上げの部分さえカチッとはまれば、協力をしあって加速度的に目標達成に近づける。その瞬間をいかにつくり出せるかが、この仕事の醍醐味でもありますね。