Vol.03 M&A

経営課題の解決に邁進!
銀行から証券へ!M&Aのスペシャリストをめざす

今回の対談のテーマはM&A。いまやM&Aは、企業の成長シナリオを描くためには欠かせないもの。私たちにとっても決して無関係ではないM&Aの裏側を、フリーアナウンサーの唐橋ユミさんが探ります。

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今回登場するのは、M&A案件において実績を挙げている〈みずほ〉の次世代を担う若手社員、白石智行さん。白石さんが魅了されたM&Aのダイナミックなパワー、重要な経営判断に携わるからこそ必要な知識の蓄え方、そしてひたむきな仕事ぶりに迫ります。

白石智行さん

2010年みずほ銀行入行。入行以来、一貫して上場企業を中心とする大企業の法人営業に従事。2017年7月よりみずほ証券グローバル投資銀行部門へ異動。現在、投資銀行本部アソシエイトとして、M&A を中心とした業務に励む。

唐橋ユミさん

福島県喜多方市出身。実家は酒蔵を経営。高橋圭三氏主宰の圭三塾で学び、テレビユー福島に契約社員として入社。朝の情報番組や夕方のニュースを担当する。三桂に所属し、在京キー局の番組に出演している。現在、TBS「サンデーモーニング」にレギュラー出演中。

M&Aは、企業の成長戦略に欠かせないツール

唐橋 白石さんはこの夏にみずほ銀行からみずほ証券へと異動されたばかりと伺いました。大きな変化だと思いますが、いかがですか?

白石 同じ〈みずほ〉内とはいえ、業務内容はかなり異なります。銀行には、決済や振り込み、貸し出しなど、取引企業に必要とされる基本的な金融サービスがあります。一方、証券会社では、価値ある提案ができなければ、お客さまのお役に立つことはできません。

唐橋 取引先のニーズに応えるためには、魅力的な提案で価値を創造していかなければならないんですね。

白石 そうなんです。ただ、営業としてお客さまのニーズを吸い上げて解決策を考えるというところは、銀行、証券ともに共通しています。また、現在の業務の主軸となるM&Aの提案には銀行時代にも携わっていて、M&Aが持つダイナミズムに魅力を感じていました。

唐橋 では、M&Aのエキスパートへの道がひらける今回の異動は、白石さんとしても楽しみな部分も大きいですね。

白石 はい。どんな企業も事業展開を進めるうえでは課題や問題を抱えているものです。その解決策のひとつとなるのが、M&A。買収によって、市場やノウハウを持つ実績ある企業を傘下におさめることができれば、よりスピーディな成長が可能になります。かたや売却する企業にとっては、本業とのシナジー効果が薄い事業を売却することで、会社の利益率を改善する、という効果も。後継者不足に悩むオーナーにとっても、売却は事業継承を叶える手段です。

唐橋 日本企業の海外戦略でもM&Aは必須のツールですよね。

白石 ええ。グローバルな展開をするうえでは、海外企業の買収ももちろん議題に挙がります。ですから、お客さまのニーズに応えるためには英語も必須スキルですね。2〜3年前から毎週英会話教室に通って、苦手克服に努めています。英語で日々の出来事を話すのは、いい気分転換にもなっていますよ。

ひたむきな努力で深い信頼を勝ち取る

唐橋 企業の重要な経営課題に関わるお仕事ですね。責任の重さにプレッシャーや怖さを感じることはありませんか?

白石 お客さまに提案をするまで、あらゆる可能性を吟味し、上席や関連部署とも議論をつくしたうえで方策を決定します。その過程で迷いや怖さはすべて整理するので、自信を持って「これがベストな方法です」とお伝えできています。

唐橋 確信が持てるまで十分にチーム内での検討を重ねているんですね。

白石 はい。もちろん「お客さまの期待に応えなければ!」というプレッシャーはあります。ただ、そのプレッシャーに勝つためには努力しかないんですね。M&Aは重要な経営判断ですから、提案するのは社長などの経営層の方々。お客さまの業界について深く研究し、知識を身につけなければなりません。そのうえで我々の強みである金融知識をプラスして、提案を磨き上げていきます。

唐橋 経営層と互角に話をするには、相当な知識が必要ですよね。白石さんの勉強法、知りたいです!

白石 勉強時間は、休日や電車での移動時などが中心です。関連する本や新聞、専門誌、業界団体のホームページに目を通し、がむしゃらにインプットします。私は持ち歩きしやすい電子書籍派。スマホやタブレットを使って、すき間時間に読書や勉強を進めています。もちろんお客さまに教えていただくこともたくさんあります。

唐橋 わからない話題で困ってしまうことはありませんか?

白石 ないといったら嘘になります(笑)。ただ、すべてを把握できているわけではないので、わからないことは素直に申し上げるべきだと考えています。大事なのは、「教えてください」で終わりにせず、次にお会いするときまでにお客さまの期待を超えるような回答を準備していくこと。そうした姿勢が、お客さまとの信頼を築くうえでも重要なことだと思っています。

唐橋 すてきな考え方!そうした姿勢は、お客さまにとっても頼もしいし、心を開いてなんでも相談したくなるのではないかと思います。