Vol.03 M&A

経営課題の解決に邁進!
銀行から証券へ!M&Aのスペシャリストをめざす

経営課題を解決する提案で経営者の孤独に寄り添う

白石 買収、合併、売却といった経営判断は、非常に難しいもの。経営者の悩みや不安に応えることは、我々の大切なミッションです。

唐橋 トップの孤独に寄り添うまでには、深い信頼関係が必要ですね。そのミッションを達成できたと感じた案件には、どのようなケースがありますか?

白石 これまでの経験で最も心に残っている案件として、ある企業の非上場化MBOがあります。非上場化MBOとはM&Aの手法のひとつで、自社の株式を経営陣が買い取り、上場を廃止すること。自分の会社を自分で買うイメージですね。

唐橋 上場を廃止するとは、かなり思い切った決断ですよね。

白石 はい。上場は、資本調達や知名度アップにはメリットがありますが、デメリットとしては常に買収のリスクを抱えてしまうことが挙げられます。株価の動向によっては長期的な経営戦略が描きにくいという問題も。

唐橋 では、社長から非上場化MBOについて相談があった?

白石 いえ。上場廃止は、社員の士気にも関わるセンシティブな問題です。だからこそ社長も一人で悩んでいらした。私たちからMBOの提案をお持ちしたところ、「ちょうどその可能性を考えていた」と一気に実現へと動きだしたんです。

唐橋 社長の考えをバックアップする提案、きっと心強かったでしょうね。

白石 ええ。「非上場化MBOの提案を持ってきた金融機関はみずほ銀行だけだ」と評価していただき、その企業の歴史に残る重大な案件を任せてくださいました。

唐橋 的確な提案ができたのはなぜだと考えますか?

白石 実は、その1年ほど前からチーム内では準備を重ねていて、ここぞというタイミングで提案をお持ちしたんです。

唐橋 タイムリーな提案としっかり準備された内容が、社長の信頼を勝ち取ったんですね。

白石 はい。非上場化MBOは外部に話が漏れては、絶対に成立しえない案件です。そうした経営者の孤独な悩みに対して、こちらから積極的にサポートをできたことは、いい提案だったのかなと自負しています。

グループ内の連携で課題解決に幅広く対応

白石 お客さまとの信頼関係が深まると、より一層悩みをご相談いただける機会も増えます。たとえば、社宅や年金、住宅ローンなどの福利厚生制度、人事制度の改善などもその一例です。

唐橋 なんと幅広い……!

白石 銀行や証券の営業は、担当する企業のマーケティング部隊だと思っています。〈みずほ〉内には、さまざまな分野のプロフェッショナルがいます。社宅の整備なら、みずほ信託銀行が引き出しを持っていますし、人事制度のコンサルティングが得意なグループ会社もあります。お客さまが悩みを抱えているのなら、〈みずほ〉の総力を挙げて、最適なソリューションを提供したい。自分ひとりでできることは決して多くはありませんが、周囲に相談すれば必ず解決策を持っている人がいる、という安心感はありますね。

唐橋 〝One MIZUHO〞でお客さまにベストな提案をする。それは、銀行でも証券でも変わらない大切な姿勢なんですね。白石さんの仕事への情熱、誠実さに感動しました。本日はありがとうございました!

注目のキーワード

M&A

企業の合併・買収を指す略語。現在では、ほとんどの企業の中長期の経営計画に盛り込まれ、企業の成長をめざすうえでの必須ツールに。

MBO

経営陣が株主から自社株を買い取る企業買収。自己資金だけで株式買取資金を用意できない場合は、投資ファンドの出資を仰ぐことが多い。