Vol.04 不動産コンサルティング

企業が持つ不動産の悩みを
幅広い知識と専門性を武器に解決

さまざまな分野のプロフェッショナルが集まるみずほ信託銀行。そのプロ集団で、不動産の専門家として活躍する女性を訪ねます。

不動産コンサルタントとして、母として、管理職としての立場がある中で、彼女が気負わず自然体で歩むことができる理由とは!

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連載4回目となる今回、唐橋さんが訪ねたのは、みずほ信託銀行。入行以来、不動産ひと筋で業務に励む乙黒麻友子さんにお話を伺います。学ぶほどに奥深さを感じるという不動産コンサルティングの面白さ、仕事と育児の両立、さらに管理職としての奮闘など、働く女性の素顔に迫ります。

乙黒麻友子さん

2005年みずほ信託銀行入行。入行後まもなく不動産鑑定士の資格を取得。不動産鑑定室を経て、不動産コンサルティング部へ。現在6歳と3歳の女の子のママでもあり、産休、育休を経て約10年にわたって不動産コンサルティングに携わる。2017年4月より不動産コンサルティング部第3チーム班長。

唐橋ユミさん

福島県喜多方市出身。実家は酒蔵を経営。高橋圭三氏主宰の圭三塾で学び、テレビユー福島に契約社員として入社。朝の情報番組や夕方のニュースを担当する。三桂に所属し、在京キー局の番組に出演している。現在、TBS「サンデーモーニング」にレギュラー出演中。

唯一無二のものだからこそ
ベストな活用法を考え抜く

唐橋 乙黒さんは、入行以来、ずっと不動産に携わるお仕事をされていますね。不動産に興味を持ったきっかけは?

乙黒 大学院で建築を専攻していて、建物に関心があったということが大きな理由です。銀行というと文系のイメージがあるかもしれませんが、信託銀行の不動産部門には、私と同じように建築、都市計画などを学んできた理系出身者も多いんですよ。

唐橋 不動産コンサルティングの主たる業務を教えてください。

乙黒 ひと言でいえば、お客さまの不動産についての悩みを解決し、売却や購入、賃貸などの意思決定のお手伝いをする仕事です。所有している不動産を売却したときの利益、財務上の影響、考えられる懸案事項などをお伝えしながら、お客さまが最良の選択をできるようにサポートしていきます。

唐橋 個人の生活に置き換えてみても、家を買ったり売ったりするのは大きな決断ですし、わからないことも多くて不安もつきまといますよね。企業であっても、専門ではない不動産のことはやはり判断に迷うことがたくさんあるのでしょうね。

乙黒 そうですね。不動産の価値は時価なので、そのときどきで価格が変わります。一般企業にとっては相場観もつかみづらいですし、売却や賃貸のメリット・デメリットの判断も難しいところです。J‒REITなどの登場によって不動産市場への投資マネーの流入が進んだことで、不動産の活用がしやすい環境も生まれていますが、決断には綿密な調査が欠かせません。お客さまの悩みにこたえることはもちろん、お客さま自身も気づいていないニーズを掘り起こし、心にささる提案へ繋げていくことも私たちのミッションです。

唐橋 すてきなキーワードですね。心にささる提案を練り上げるために、乙黒さんが心がけていらっしゃることとは?

乙黒 不動産は、唯一無二のもの。ある土地とその隣の土地は、まったく別の不動産なんですね。また、その場所に対するお客さまの思いもあります。そうした唯一無二のものを担当するからには、不動産の専門知識があるだけでは不十分。第一にお客さまのことを考え、どんな要望、質問にもこたえていく姿勢を大切にしています。

唐橋 お客さまの状況やその不動産の特色に合わせた提案が、求められているんですね。

乙黒 ええ。だからこそ、10年以上携わっていてもまだまだ知らないことがたくさんあって、常に勉強が必要な仕事だと感じています。