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女性の活躍なしに、カルビーの将来はない
ダイバーシティを推進し多様な人財を育成
カルビー株式会社 代表取締役会長 兼 CEO 松本 晃氏

2014年度の内閣府特命担当大臣(男女共同参画)表彰に続き、2016年度には内閣総理大臣表彰を受賞したカルビーでは、2020年までに女性管理職比率30%という明確な目標を設定している。女性活躍推進の働き方改革など、その積極的な取組について聞いた。

女性管理職比率推移

毎年11月をダイバーシティ月間と定め、ダイバーシティへの理解を深めるダイバーシティ・フォーラムを開催。全国から従業員が集結する

2020年には女性管理職比率30%を実現

――カルビーでは、現在、女性の活躍に着目して改革の取組を進めているそうですが、実際どのような取組を進められているのでしょうか?

将来的には、女性に限らず多様な人財が活躍している会社、ダイバーシティ推進で日本一の会社を目指して取組を進めています。女性の活躍という面では、2010年4月に5.9%だった女性管理職比率を、2016年4月には22.1%まで引き上げました。現在は、女性の執行役員5人に加え、女性工場長や、2015年2月には女性初の上級執行役員も1人誕生しました。執行役員の中には、2人の小学生を持つワーキングマザーもいます。女性の積極的な登用を取組の柱として、2020年には女性管理職比率を30%にすることが目標です。

――こうした取組により、社内の雰囲気や空気に変化はありましたか?

昇進や昇格した女性たちが輝き出しました。女性社員の間でも「あの人がなれるなら私も……」と奮起する人が増えていると感じます。男性はもうウカウカしていられない(笑)。「女性の活躍なしに、カルビーの将来はない」という確固たる信念の下、今後も女性の活躍を積極的に推進していきます。今や男性と女性を区別したり差別するような時代ではありません。全ての人に公平にチャンスが与えられる時代が、まもなくやってくる。カルビーはその最先端の企業でありたいと思っています。


執行役員 コーポレートコミュニケーション本部 本部長 後藤 綾子さん
「女性の活躍に重要なダイバーシティ委員会を設立」
執行役員 コーポレートコミュニケーション本部 本部長 後藤 綾子さん

女性が輝く先進企業として社内改革が行われたのは、2009年にトップが交代し、松本会長及び伊藤社長のリーダーシップの下、2010年4月にダイバーシティ委員会が設立されたときでした。私は初代委員長を務め、ダイバーシティ推進の必要性を社内外に訴えました。各種啓蒙活動や制度の充実、女性管理職比率もアップし、今では業績も好調に推移しています。

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年に1度行われるダイバーシティ・フォーラムは、全国各地で開催され、手挙げ方式で参加ができる。男性従業員の参加者も年々増加傾向だ

ダイバーシティ委員会が担う役目

――ダイバーシティ委員会では、どのようなことを行っていますか?

工場、支店、関連会社という事業所ごとにダイバーシティ委員会を設置し、現場が主体となって、キャリア支援や制度づくりなど女性が活躍できる環境整備を推進する体制をとっています。当社では、全ての従業員がライフとワークのバランスをとりながら、イキイキと働くための働き方改革を常に進めています。2014年4月に在宅勤務制度を導入、2015年4月には出産や育児、介護に関する費用補助制度を幅広くし、早帰りデーやサマータイムなどの制度のほか、育児勤務時間のルールを柔軟にしたり、やむをえない事情で退職した人財の再雇用エントリーもスタートさせました。


ダイバーシティ委員長  新谷 英子さん
「制度を活用し、ライフワークバランスを意識」
ダイバーシティ委員長 新谷 英子さん

ダイバーシティ委員会の4代目の委員長をしています。今では在宅勤務制度などを積極的に活用している従業員も増え、時短勤務以外でも早く帰ることが推奨されているため、以前のように「早く帰るから申し訳ない」という気持ちもなくなり、逆に遅くまで残っているほうが「悪」という空気が生まれています。自分の学びの時間に充てている人も増えているようです。

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2016年度「女性が輝く先進企業表彰」にて、内閣総理大臣表彰を受賞。2014年度の内閣府特命担当大臣表彰受賞後も極めて顕著な前進が見られることが評価された。ほかにも女性活躍に優れた上場企業として認定される「なでしこ銘柄」に、2015年度まで3年連続で選ばれている。経営責任を伴うポジションにおいて女性活躍を推進し、業績の向上に寄与している

イクボス育成も宣言!

――カルビーでは、2015年度からスタートしたテレワーク推進でも厚生労働大臣賞「特別奨励賞」を受賞されましたが、ここ最近でほかに力を入れている働き方改革の取組はありますか?

2016年6月、当社は特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパンが主宰する「イクボス企業同盟」に加盟しました。この同盟は、従業員が多様化する時代において、新しい時代の理想の上司(イクボス)を育てていこうという企業のネットワークです。このように男女の区別なく活躍できる風土や効率的な働き方の企業になることで、若い世代にとってやりがいのある社会人人生にもつながっていくはずです。


カルビー株式会社
カルビー株式会社
―― 企業概要 ――
社名
カルビー株式会社
本社所在地
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-3丸の内
トラストタワー本館22階
設立
1949年4月30日
資本金
120億800万円(2016年3月31日現在)
売上金
(連)2461億2900万円(2016年3月期実績)
従業員数
(連)3728人(2016年3月31日現在)
事業内容
菓子・食品の製造・販売
女性が輝く先進企業表彰2016「日本経済再生の鍵は、女性のエンパワーメントにあり。」
日経ビジネス「3/3発売号にて掲載」
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